タイトルの「ドリームキラー」

これは、つまり「夢を壊す張本人」
いう意味と私は解釈しています。

この言葉は、以前紹介した本に書いて
あったものですが、子供にとってのド
リームキラー。

それは大人(親)であることは間違い
ありません。

大人としては子供の夢を応援している
つもりでも、結果的にやっていること
が夢を壊すことになっていることが多
いように感じます。

非常に残念なことです【o´m`o】



野球少年を持つブロガーさんたちの
ブログを拝見すると、中には

「ヒット○本打った(打てなかった)」

「三振した(エラーした)」

「これで△打数×安打、打率が・・・」

「まだまだ練習が足りない・・・」

というコメントが目に付きます。



どんなことを書こうがもちろん自由です
し、私がとやかく言う権利などはないの
は承知しています。

でも、ブログでそのように書いていると
いうことは、恐らく普段子供に対しても
同じようなことを言っているのかなと・・・。



確かに数字で表したほうが、客観的に
今の自分の実力も判るし、モチベーショ
ンも維持できるとは思います。

ただ、あまりにもそこにフォーカスを当て
て子供を評価したり、「~ねばならない」
と子供をあおったりしていないかと・・・。

余計なお世話、どうでもよい心配かもし
れませんが、そういうの見るに付け懸念
してしまいます心配



なぜなら、数字であまり言い過ぎると数
字を良くすることが目的になってしまう
からです。

即ち自分のための野球が、いつしか大人
のために野球することなってしまいます。

そうすると、確実にそのうち野球への興味
が薄れていくことでしょう。

それは、上手くいかない場合顕著に現れ
ていくような気がします。

いわゆるこれもドリームキラーの一例の
ように思います心配

そういう大人は、何のために、誰のために
子供たちが野球をやっているのかを今一
度考えるべきだと思います。


私が師と仰ぐ、日本少年野球研究所代表
の、元読売巨人軍の佐藤洋さん。

NPO法人 日本少年野球研究所

MFT佐藤さんのブログ



佐藤さんは、東北高校で4度の甲子園出
場、社会人野球NTT東北でも活躍され、
巨人に入団された輝かしい球歴をお持ち
の方です。

しかし、佐藤さん曰く

「中学までは野球は適当にやってました」

この適当とは、悪い意味ではありません。

つまり、何本素振りした(やらされた)とか、
何㌔走った(走らされた)とか、そういうス
パルタとは無縁だったということです。

また、

「プロまでくる人間はそういう人が多いです」

ともおっしゃっていました。



MFTのキャンプでもお世話になった、
元読売巨人軍ー横浜Bの満塁男駒
田徳広さんも全く同じことをおっしゃ
っていました。

「子供の頃は野球を中心に据えること
なく、
好き勝手にやってました」

その「好き勝手」というのが、子供の興
味を無限に引き出すキーワードだと思
っています。



このように、プロスポーツの世界には、
子供の頃からスパルタ式に鍛えられ
た人間はいないと聞きます。

むしろ、子供の夢を見守る

「ドリームサポーター」

がいる環境で育てられた人が多いと
言われています。

もちろん、その子の身体的な才能は
あるにしてもそれだけではないのです。

プロの世界は「心の環境」に恵まれた
子たちが最終的に上り詰めることが
できる領域なのかなと思います。



自主性を軽視され、大人から押し付け
られるような形で育ってきた子供たち。

そういう子供たちは恐らく

「自分自身の夢」

と思い込んでいたものが、どこかで

「大人(親)の夢」

のためだったことに気づいた時に、興
味が薄れていくんだと思います。

それでは、あまりにもかわいそ過ぎま
せんか

ホントに子供にとっては悲劇ですガーン



イチローがバッティングセンターに正
月休業以外は毎日通っていた話は
有名ですが、それも全て本人の意志
だったと聞きます。

親はまさにドリームサポーターだった
んでしょうね笑1

「もっと上手くなりたい

野球に対しての尽きない興味が、今
のイチローを作っているのでしょう。



子供の夢を理解し、そして応援する。

大人は是非「ドリームサポーター」に
徹して欲しいです。

そうすることで、子供の持っている才能
は開花するのだと思います笑1