- 子どものココロを育てるコミュニケーション術/岩崎 由純
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この本で紹介されている「強育十訓」の
一つである
「叶育」
これは何も特別なことをするわけでもな
く、子供たちに前向きな言葉を繰り返し
かけること。
そして、子供たちに「やればできる」とい
う意識を植え付けるようにすることです。
そうすれば、自ずと子供たちは夢の実
現に向けて歩き出すのです。
この本の著者、岩﨑由純さんは本で以
下のようなことを書いています。
潜在意識が刷り込まれる言葉やイメー
ジは、環境・教育・経験という外部要因
があるということ。
けれども、それらは結局は自ら判断し、
自らの潜在意識に働きかける
「自己洗脳」
だということです。
ということは、自分からポジティブな言
葉を発することにより、それが夢への
実現に向かって進んでいくということ。
つまり、ポジティブな言葉が口癖になる
ようにしつけていくことで、よい方向に自
己洗脳されていくということです。
これこそが「叶育」です。
また、岩﨑さんはポジティブシンキング
によって、以下のような順番で人間が
変わっていくと書いています。
①自分が元気になる
②周囲で起こったことが、自己責任
と解釈できる
③障害を乗り越える勇気が沸く
④問題解決の勇気が沸く
⑤問題解決行動を起こす
⑥問題解決し、障害を乗り越えること
で、自らを成功に導くことができる
このような自動誘導スイッチが入るの
だそうです。
良いことづくめではありませんか
であるならば、ポジティブな言葉を口
癖にさせる手はありませんよね。
もちろん、自らもです。
また、岩﨑さんはこの「叶育」の反意語
として、
「怯育(きょういく)」
「脅育(きょういく)」
という「NGきょういく」について説いてい
ます。
いわゆる子供が不安に怯えるような言
葉を、躾だと称し浴びせること。
または、大人の都合で無闇に怒鳴りち
らし、子供たちを追い詰めること。
心当たりはありませんか
そして、こんなことでは、子供たちが夢
に向かう勇気など持てるはずがないで
はありませんか
大人の都合や価値観を押し付けて、あ
たかも教育だとしていることがいかに愚
かなことか・・・。
子供たちのことを第一に考えるならば、
子供にとっての
「凶育(きょういく)」
に気づき、即刻改めることが最優先では
と私は考えます