会社の帰り、同僚と近くの和菓子屋さんでかき氷を食べて帰りました。
九段下にある「寿々木」です。
会社に入社したばかりの20うん年前、当時はまだのどかな時代だったのか、
上司が、端午の節句には柏餅、ひな祭りには桜餅を部員全員にふるまう習慣があり、
一番の下っ端社員がこちらのお店に(予約して)買いに行っていました。
九段下駅を降りてすぐ、寿司政や寿白がある小道をあります。
あんみつやみつまめ、おしることいった甘味処のメニューのほか、この時期は氷のメニューがあります。
かき氷のメニューも個性があり、黒ごまミルクやきなこしぐれ、カラメルミルク、紅茶ミルク・・・など
他のお店ではあまり見かけないものがそろっています。
そして何より氷のお値段が、460円~と良心的。一番高い宇治金時でも660円。
1000円以上するかき氷が増えてきましたが、こちらは、昔のままです。
同僚は、あずき(560円)に白玉(70円)、私は、黒ごまミルク(620円)にしました。
最初に同僚のあずきが来ました。
氷の山頂に雲がかかるようにあんが乗せられています。
よく見ると、カップの下にもあんが見えます。
白玉は別添えで。冷たいかき氷の上で硬くなってしまうことがありますが、細やかな気遣いがうれしいです。
続いて、私の黒ごまミルクもきました。
てっぺんにはバニラアイスが乗っています。
黒ゴマあんは、中腹付近のほか、カップの底にもたっぷり入っています。ミルクも中腹付近に。
かき氷は、粗めのざくざくしたもの。
最近はふわっとしたものを多く見かけますが、こちらのかき具合は、昔ながらと言う感じ。
なかなか溶けず、食べ応えもあり、暑い日にぴったりの氷です。
内側の黒ごまあんは、甘さ加減もちょうどよく、ミルクとの相性も良いと感じました。
年配のご夫妻で営業されておられるようで、厨房はご主人が、ホールは奥さまが担当されています。
氷を運ぶ奥さんのスローペースながら、大変丁寧な接客に気持ちよく氷をいただきました。
今シーズンのかき氷もあとわずか、まだ食べていないメニューもあるので、
また伺いたいと思います。
ごちそうさまでした。
寿々木
03-3262-4964
東京都千代田区九段南1-4-3