MC | 栗ワッショイの終わらない歌

最近、お笑いライブをちょこちょこ見に行ってます。


と言うのも、小学校時代からの友達が芸人をやっているからです。

月に一度、所属している事務所のライブがあり、時間が合えば見に行ってます。



まぁ、彼の事はまたいつか、詳しく書きましょう。

今日は、ライブのMCについてです。




その事務所ライブは全部で4部制になっています。

各部約15グループずつ出演し、上位5グループが上の部に昇格し、下位5グループが下の部に降格するシステムになっています。


そして、1部の上位4グループが、翌月の各ライブのMCを担当します。

司会ってやつですね。



良く出来たシステムではあるのですが、少し問題もあります。

それは、1部で、しかも上位を獲得したグループがMCをすること。


同じ事務所に所属しているとは言え、やはり1部で上位を獲得するような人達は憧れられていたりする訳ですよ。

そんな人達がMCをやると、他の出演者を上から目線で見ていたり、出演者側も気に入られようとしたりするんですよ。


正直、お客さん目線では決して良いとは言えないMCが多いと感じています。



ライブは、5グループずつ3組に分け、間にフリートークを挟みながら進行していきます。

そのフリートークで出演者にネタを振って話を広げて盛り上げるのがMCの仕事であるはずなのに、全然しゃべらなかったり、話を広げなかったり、バカにしたような態度を取ったりしてしまう人がいます。

話す芸人によって、明らかに態度が変わる人もいます。

オレが知らない芸人さんの話で盛り上がっている事もあります。

お客さんが少なくて、しかも男ばかりで会場の空気が重かった時、盛り上がらないのをお客さんのせいにしようとした人もいました。



ありえないですよね。


こっちはお金を払って見に行ってる訳ですよ。

それに、事務所の内部事情なんて知りません。

ここでは名前は書きませんが、その場にいるお客さんを楽しませる気がないなら、芸人なんか辞めてしまえ!!

と言ってやりたい気分です。





ただ、先月は素晴らしいMCを発見しました!

これは褒めなので名前を書かせて貰います。

その名は…


「湘南デストラーデ」



彼らは、しっかり話を振り、どんな小さな返しでも大きく広げてその場を盛り上げました。

そして、お客さんの方に体を向けて、お客さんを意識しながら進行し続けました。

お客さんに伝わらなそうな話題が出た時は、話を広げる前にしっかり説明も入れてくれました。

どの芸人さんとも同じ態度で接していました。

少しだれた場面では、全てを自分たちのせいにして盛り上げ直しました。


そして、面白かった!!


MCが良いと、ライブ自体がまとまって1つの締まったイベントになりますね。


実は、彼らのネタは見た事はありません。

ですが、そんな姿勢でお笑いをやっている彼らのネタを、心から見てみたいなと感じました。




面白いか面白くないかは個人の感覚だったり好き嫌いもあります。

でも、誰だって、お客さんの方に体を向けて目線を飛ばしたりすることくらいできるでしょ?


これは、お笑いだけじゃなく、音楽だってそう。芝居だってそう。

人前で芸事をする人には共通して言える事だと思います。


どれだけお客さんを意識しているか?


ライブをやる以上、お客さんを意識するのは最低限の事でしょ。

お客さんを喜ばす、楽します、満足させる気がないなら、人前でやる必要はない。



オレはそう思います。




とにかく、湘南デストラーデのMCは素晴らしかった!

トークとか面白さとかだけじゃなく、その姿勢が勉強になりました。


オレは、彼らを応援し続けたいと思います!!


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