カナブン | つちやRYU'S BLOG

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FM YAMATO 77.7MHzの長寿番組「つちやRYU'S BAR」のゲスト紹介を中心に、日々の面白い出来事をアップしていこうと思います。

 

弟が天王町の店の前で捕まえたカナブン。何とも言えない色合いと光沢が伝統工芸品の様です。カナブンと言えば、クヌギの木等でカブトムシやクワガタと一緒に蜜を吸っているイメージだと思いますが、幼虫時代の生態がつい最近まで謎だったのをご存知でしょうか?卵を孵化させて、カブトムシの様に湿った腐葉土で育てても幼虫が死んでしまうそうです。何とその謎の生態を解明したのが、2009年に昆虫写真家の鈴木知之氏。クズ群落の下で野生のカナブンの幼虫を世界で初めて発見したそうです。幼虫はクズ群落の下の地上の乾燥した環境に生息し、クズの葉の腐葉土を食べて育ち、冬は地中に潜るそうです。あの土手や、空き地に群生している、くず餅のクズです。成虫になるまではクズの下で育ち、成虫になると林で蜜を吸う。そんな生活環境を移動することから、生態が謎だったのでしょう。