911の空冷エンジン | Ryuchanのブログ

Ryuchanのブログ

  Porsche911とThinkPad&UNIX/Linux&Androidに付いてのブログ

911~993のエンジンは一般に空冷と言われています。でも実は空冷
だけでは無いのです。
オイル交換をすると分るのですが、911はオイルのドレンコックが
2箇所有ります。
1箇所は普通のオイルパン部分(実際にはオイルパンは無い)
ですがもう1箇所はオイルタンクに付いています。計2箇所から
オイルを抜きます。オイルは合計で12ℓ以上入っています。

エンジン本体には直付けされたオイルクーラーを持ち、モデルに
よってはフロント部分にもオイルクーラーが装着されています。
(オイルパンのことをサンプケースと言い、それが無いので
ドライサンプといいます)

オイルタンクはエンジン部分に装着されたサーモスタットにより
循環しておりオイルクーラーで冷却されたオイルが貯まっています。
そう、ポルシェの空冷はただの空冷ではなく空/油冷式なのです。
この方式はオートバイによく有る方式で冷却性能が優れています。

911のメーターパネルにはオイルに関するメーターが3個
付いています。

1.オイルプレッシャー(油圧計)
2.オイルレベル    (油量計)
3.オイルテンプ    (油温計)
の3つです。


日本のメーカーでは、昔ホンダが自動車の生産に参入したころの
空冷の1300クーペ9/99というモデルにこの方式を採用して
いました。