驚きのスピーカー | りゅうきゅうかるちゃーぶろぐ

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琉球島嶼文化協会のブログです。
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こんにちは。

先日、平面波スピーカーを開発製造した(株)エフ・ピー・エスさんにお邪魔をして、その驚異のスピーカーを視聴してきました。


「平面波」スピーカーとは社名にもなっている、フラットパネルスピーカー(FPS)のこと。その原理は、大海の波のようなもので、周りの波と干渉せずにどこかの岸にたどり着くまで(遠くまで)その形を崩さず保ち続けます。電波やレーザー光なども平面波といわれます。

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現在、身の周りにある箱型スピーカーはコーン型(球面波)と呼ばれ、約80年間音を出す構造は何も変化しておりません。原音に忠実な音を聴けるように音の波面そのものが異なる平面波を厚み7mm~15mmで再生するスピーカー技術を世界に先駆け実用化、トンネルの中でもワンワンしない。
人間の耳道をトンネルに例えるなら鼓膜に直接届く『平面波スピーカー』は高齢者にも聞き取りやすいとのことで、その特性は、次の通りです。

高い指向性と遠くまで聴こえる明瞭音実験では、普通のコーンスピーカーは20m離れると音量は4分の1に減ります。それに比べ平面スピーカーは殆ど音量が減りません。前方だけに進む平面 波は減衰しにくく、音が広がる範囲をコントロールし易い特性を持ちます。

高い原音再生率平面波スピーカーはコーン型スピーカーが苦手としていた高音域を再現できます。女性ボーカルの艶やかな高音、バイオリン・ギターなど楽器の澄んだ音色だけでなく、高音の多い英会話、臨場感溢れるシアターサウンドなどにも活かされます。

早い立ち上がり従来のコーン型スピーカーに比べ、平面スピーカーの音に立ち上がりは10倍の早さを誇ります。早い立ち上がりは、コンサート・シアターサウンド・自然音による音響演出など幅広い分野で、今まで以上の臨場感を創り出しますハウリングの極小化実現平面波はマイクのハウリングにも強く、スピーカー設置の自由度が格段に高くなりました。

会議場、大学の講堂、会議室など数多くの場で、その特性が活かされています。軽量・コンパクト例えば車載スピーカーでは、コーン型の11kgに対してわずか2kgの軽さ。コンサート用でもコーン型の5分の1(同出力ユニット当)に軽減されます。

「薄い、軽い、小さい」の特性は、新たなシーンを創り出します。水に対する高い耐久性振動膜は防水素材を使用しており、屋外はもちろん、湿気の多い場所や水中でも駆動が可能です。振動膜の耐熱温度は、-40℃~220℃と耐熱性にも優れています。高いリサイクル性コーンスピーカーの重量リサイクル率が35%~65%なのに対し、弊社の平面スピーカーは最大99.5%(製品による)を達成しました。

また、軽量・小型開発による”省スペース”、”省エネルギー”、”省資源”にも貢献しています。というわけで、早速視聴。本当にビックリ、スピーカーから遠く離れても音量が減りません。普通ですと遠くに音を飛ばす場合、音量を上げる必要があり、かえってスピーカーの前などの席には座れないものでしたが、近くでも遠くでも同じクリアな音量です。

音質も特に高音域の再生は素晴らしく、聞かせて頂いたホイットニーヒュストンのI will Always Love Youは感動モノでした。また、驚くことにハウリングもまったく起きません。そんな優れものですので、導入事例もぞくぞく。例えばJR東日本やJR北海道その他民鉄計90駅に、国会、大学、コンサートホール、商業施設。

更に驚いたのは新製品のハイブリッドスピーカー、なんと、机に付ければ机全体が、壁に付ければ壁全体がスピーカーに早変わりします。今年の2月の第4回「ものづくり日本大賞」において、「高音質な次世代型平面波スピーカーの開発」で、「特別賞」(製品・技術開発部門)を受賞。
http://www.fps-inc.co.jp/

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これから、日常の中で、どんどんフラツトスピーカーに置き換わっていく予感がします。




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