「どうしたの?憂鬱な顔して?」
ある朝の寮の食堂にて
玲奈の顔を見た珠理奈が言った。
「今日、体育祭になにに出場するか決める日だよね!」
玲奈が返した。
「うん、そうだよ!」
「去年は50m走に出場して、
ダントツのビリ。
それを思うと逃げ出したくなるの」
玲奈はひそうな顔で言った。
「玲奈は運動神経ゼロだからね。」
隣に座っている真那が言った。
「それを言わないでよ・・・」
「だったら、珠理奈に早く走る方法を
教えて貰ったら?」
玲奈と同室の明音が珠理奈の顔を見ながら言った。
珠理奈は去年の体育祭では、
100m走でぶっちぎりの1位になり。
クラス対抗リレーでも、アンカーで
前を走る二人を追い抜いて
クラスを1位の導いたのだ。
「方法なんてないよ!こればっかしは
生まれもって、身についているものだから。」
珠理奈が味噌汁を飲みながら言った。
「そうだよね…とにかく、頑張るよ」
玲奈は珠理奈の生まれ持った才能が
羨ましくてしょうがなかった。
松井玲奈・松井珠理奈応援ブログ
★★じゅりれなよ永遠★★