☆アサクサ「亀裂」31分で完敗☆ | 素直が一番

☆アサクサ「亀裂」31分で完敗☆

ビーチバレーJBVツアー第7戦 川崎市長杯最終日(10日、神奈川・川崎マリエン) 浅尾美和(24)、草野歩(25)=ともにエスワン=の浅草ペア が、初優勝のかかった女子決勝戦で、田中姿子(35)=エコ計画=、溝江明香(20)=産能大=組に0―2、わずか31分間で完敗した。14日からのツ アー最終戦・館山大会で予選落ちすれば、再びペア解消問題に発展する可能性を残した。

 意見真っ二つ 10大会ぶりの決勝で浅尾が抱いた初優勝の夢は、あっという間に散った。田中組のサーブに全く対応できずに惨敗。第1セットは序盤の連続7失点が大きく響いて16分で奪われ、8点しか取れなかった第2セットは15分間で“料理”された。

 回復しかけたペアの信頼関係も一夜にして再び“振り出し”。「力を出せば勝てる。次にやったら勝てる」と言い張った浅尾に対し、草野は「優勝までの一歩 はまだまだ遠い。決勝という舞台で力を出し切るというよりは、何かを変えなきゃいけない。技術よりもメンタルの部分」と意見は真っ二つ。インタビュー後は 顔も合わさず引き揚げた。

 優勝を逃したことで、このペアでの来季シード落ちも確定した。最終戦で優勝してもツアー総合ポイントが足りず、圏内の上位4位に届かなくなったからだ。 所属の曽根社長は「決勝は戦術面で負けたと判断したい。チームとしての立て直しは決勝に上がれたことでできたと思う。館山では表彰台をノルマに課したい」 とフォローを入れるしかなかった。

 ◆浅尾、代表候補落ち
浅尾が、12年ロンドン五輪・アジア大陸予選第1ラウンド(年内予定、台湾)の代表候補6人から完全に外された。女子担当の川合庶・強化副委員長は 「今日のような試合内容では浅尾を選ぶことはできない」と判断した。草野については「考える」と候補リストに残した。台湾では今季限りで引退する08年北 京五輪代表の楠原を軸に田中、浦田らで臨む青写真がある。