「太平洋戦争、陸軍玉砕編。最後の証言」。


「太平洋戦争、日本海軍、戦場の教訓」。の二冊。



「いわゆる」と頭に付く、団塊世代の男の日常。










靖国神社が勉学に励んでいた(笑)、大学のすぐ前と言う事もあって、昼休み、学校帰りとちょくちょく訪れていた。


千鳥が淵の戦没者の記念碑も。


そんな訳で昨今の閣僚の靖国参拝、いつも興味が有ってメディアの報道を気にかけて見ていた。



やはり問題は戦争犯罪人達を靖国神社に合祀してしまった事、これが一番なのかも。


合祀後、天皇皇后両陛下の靖国神社参拝は終わった。


参拝するのもしないのもここの自由だから何も言えない。

しかし。。。。。


夏休みというか毎日正月の年金暮らしの私にとって、読む本はまだまだいっぱい手元にあると言うのに、女房に連れられて図書館へ。そして上記の二冊を手にした。


まさに戦後68年、記憶が時切れてきている現在。


記憶と言うより、記録としてとどめて行かなくてはならないこの本の中身だった。


ご承知のように硫黄島玉砕の話は皆知っていると思うのだが、かの地での日本軍の死傷者は二万九百人。


そして米軍はなんと二万八千六百人に及んだ事。


追い詰められた日本にとって硫黄島陥落と言う事は、アメリカに日本本土侵攻の為に有効な航空と海軍基地を提供する事を意味しており、東京への爆撃を許すと言う事を意味していた。


この「陸軍玉砕編、最後の証言」とは、玉砕の戦場から奇跡と言える生還した元兵士たちの証言であり、


彼らの証言とは戦死した二百万人を超える兵達が、生き残った戦友の口を借りて「戦争の愚かさ、


もう二度とこのような戦争をしてはならないよ」と訴えているのではないかと。


これらの本を読んで、数か月でもいいから早く終戦を迎えていれば、死ななくても良い命が救われたのではないのかなと思うのである。


3.11原発事故以来二年半。ずっと放射能汚染水が海へ垂れ流し。


一日たりとも途切れることなく、タンクの汚染水漏れなんてほんの雀の涙。


地下水から海へと流れ続ける放射能汚染水。


はるかかなたのアラスカ、カナダ、アメリカ西海岸まで海水に撹拌されてしまうかもしれないが、いずれは届く。


チェリノブイリよりはるかに重篤な福島原発事故だと思うのだが。


メディアももう少し真剣に報道しないと。


視聴率の稼げる芸能人の自殺事件に貴重な時間を割かずに。


イチローの4000本安打、そして初出場初優勝の高校の報道を後回しにして元演歌歌手の死亡事故を朝から夕方まで報道し続けなくとも良いのではないだろうか?


テレビ局の編成局の質の悪さ、お笑い芸人の学芸会みたいなクイズ番組。


そしてお笑い芸人による悪ふざけのグルメ番組。


もう充分です。





「いわゆる」と頭に付く、団塊世代の男の日常。