Ryoのブログ

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「海上における離岸流の危険性について」

この話は、自身の海での失態なので投稿するか迷いました。

しかし、これから夏シーズンに向けてサーフィンを始める方や、ご家族で海水浴(遊泳)される方も増えて来る事と思ったので書かせて頂く事にしました。

僕は趣味でサーフィンをやっています。

まだまだ、ビギナーレベルだと思っています。

今年は3月頃からサーフィンをやり始めています。

特に夏本番を目前に控えた最近は暑いです。
海に行く頻度も増えています。

昨日、千葉県いすみ市の太東ビーチでサーフィンをしました。

昨日は、それなりに混雑していましたが良い波が続いて、気が付いたら19:30まで波乗りをしていました。

とても楽しむ事が出来ました。

そして、今日。

AM5:00に目が覚めました。

前日の疲れが残っていて疲労感を強く感じましたが、いつも通り波情報をチェックして、友達のマーティンと海に行くことにしました。

いざ海へ。

場所は前日と同じ太東ポイント。

昨日より良い波ではありませんでしたが、日曜日なのでかなり混雑。

早速、海に入りましたカメラを持って。

写真撮ったり、波乗りも少しして陸に上がりました。

ちょっと疲れたのでサーフィン練習中の、

マーティンを補助する事にしました。

インサイド(陸手前、浅い場所)で補助をしていました。

混雑している場所を避けて。
(これも今回の件の重要なポイントに後々なる)

徐々にアウト(沖)に向いながら練習をしている自分に気が付きましたが続行。

しかし、ものの1、2分で自分の肩くらいの所までの深さまで達していました。

今、自分たちが離岸流にいる事にその時やっと気が付きました。

https://youtu.be/Hd6Bm2qyGXE

離岸流について参考までに↑

ちなみにこの時、僕はサーフボードを陸に置いてきています。

とりあえず自身の頭をかぶった波でマーティンの板は走り出し、マーティンは陸に上がりました。

その頃自分は足が付かない深い所まで沖に流されていました。

あっ、流されている、

くらいの感覚で冷静に陸に向かって泳ぎました。
※この時、本当に正しい対応が取れなかったでした。

学生時代プールでライフガードをしていて人並みの泳力はあると思います。。

しかし、泳いでも泳いでも陸からどんどん離れ、沖に流されていました。

まずい、完全に離岸流内にいる。

その時、初めて危機感を感じました。

サーフボードなし、浮遊具など一切なしで離岸流に、はまったのは人生で初めてだったので。

しかし、離岸流に、はまった場合の脱出方法はシンプルです。

陸に向かってではなく陸と平行に泳ぎ、離岸流から脱出して陸に向かって泳ぐものです。

その基本は知っていましたが、浮遊具無しで離岸流にはまったのは初めての事だったので、とっさに頭に浮かばず、

離岸流内をひたすら陸に向かいながら泳ぎました。

とにかく泳ぎました。

泳いでも、どんどん沖に流される、

そしてたまに、波が襲って来る。

板があれば...。

最悪の事態に自分は陥ったと思いました。

これ程の生命の危機を感じたのは多分初めてでした。

サーファーは離れた所にいる、

そりゃそうだ、

混雑を避けて入ったポイントは離岸流が発生。

いつもはカレントなどに注意を払っていたつもり。

でも今日は流されていないかチェックする建物など目標物すらまともに確認していなかった。

離岸流に気が付いても尚且つサーフボードを持っていなかったのに続行してしまった自分、

全く周りが見えていなかったし見てもいなかった。

反省点だらけだし海という巨大な自然を容易く考えてしまっていた。

泳ぎ疲れた自身は「命を落とすかもしれない」

本気でそう思った。

そんな時、陸からマーティンが「離岸流から脱出しろ」と言う合図を送ってきたのがわかった。

その時自分は「マーティン!泳いでる途中で離岸流から脱出すればいんだと思い出して脱出を試みたんだけど、結構泳いで、もう体力、泳力が限界なんだ」と心の中で叫んだ。

残ってる力を振り絞って離岸流からの脱出を試みたが上手くいかなかった。

でも少しは脱出付近に近づいたのかな?

そんな時、少し離れた所にサーファーが1人いた。

手を振り「助けて下さい」

きっと人生で初めて言ったかもしれない。

「大丈夫ですか」と寄って来てくれた。

そのサーファーさんの板のテールに掴まった。

ほっとした。

サーファーさんが「もう足が海底につくんで板に乗っちゃっていいですよ」と言う。

自分も確かめたが確かに足が海底についたのでサーファーさんに、もう大丈夫です」とお礼を言い、歩いて陸に向かった。

そのサーファーさんは陸に上がっていった。

しかし自分はと言うと、

また流され始めている事に気がついた。

足がついていたが地形が変わり、また深い場所になり、

そして沖への流れはとても強かった。

そこはまだ離岸流内だった。

本気で心が折れそうだったところに、

マーティンが凄い速さでやってきた。

離岸流を利用してきた。

そして、マーティンの板を掴んだが、

もう握力が無く、掴めず

でもなんとか板を掴んで離岸流から脱出。

無事に生還しました。

海に入るという事、その危険性や事前の予測や刻一刻と変わる離岸流、カレント。

正直、今日は前日の疲れで注意散漫、特に何も考えずサーフボードを持たず補助をして気が付いたら沖にいて、離岸流に対する柔軟な素早い対応が出来なかったこの事実を自分なりに重く受け止めています。

自然は想像以上に強大なパワーを持っています。

自然にはやはり逆らうことは出来ない

冷静さ、初心を忘れず

どんな時も海を甘く見てはいけない

ありがとうのスピリットを持って

今日も海に入らせてもらっている

今日の事を教訓にさせてもらいます。

今日の事案は、正しい判断が出来ていなかった・実行しなかった・過信していた為に起こってしまいました。

この夏、サーフィンをやらない方でも海に入り遊泳される方はいらっしゃると思います。

毎年、夏季になると海での事故がニュースで報じられています。

ファミリーで海水浴に出掛け、子供が沖に流され大人が助けに向かい、複数人が残念な結果になるケースなどみられますが、その多くが強いカレント、離岸流が大きな要因ではないでしょうか。

今日、身をもって生命の危機に直面したので尚更、夏季シーズンの水の事故が0になって欲しいと心底願っています。

僕が言うのも恐縮ですが、海水浴で遊泳される方は必ず陸側の建物など目標物を決めて常に自分の位置を確かめて頂けたらと思います。

離岸流、カレントは見た目での判断は非常に難しいです。

腰くらいの場所でも注意して下さい。

離岸流、カレントは刻一刻と変化します。

万が一沖に流されている事に気が付いたら陸に向かって泳がないで下さい、陸と平行に泳いで離岸流、カレントから脱出して下さい。

http://waval.net/16551/

離岸流について↑

万が一、海で溺れている人を発見したら一人では助けに行かないで下さい。

周りに誰かいれば協力をお願いしてください。

もしも周りに誰もいなかったり、要救助者があまりにも沖にながされていたり困難な状況だとしたら迷わず海上保安庁に通報すると良いと思います。

#海上保安庁 TEL 118 に電話をして下さい。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

今日の自身の体験で、心から海での事故が無くなって欲しいと思い書いた次第です。

海では高い確率で離岸流が発生している事を覚えて頂けたら幸いです。
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