回想録／グアテマラ〜先住民族とゲリラ〜

今日はグアテマラの話。
グアテマラコーヒで有名なこの国。
北はメキシコ、東にベリーズ、ホンジュラスに囲まれるこの国、実は１９９６年まで内戦下に。中南米は「アメリカの裏庭」と呼ばれるだけあって、その内戦は親米政権VSゲリラという構図で、３０年間も続いたとのこと。

自分が行った時は首都のグアテマラシティはまだ治安が悪そうであまり出歩かなかったけど（自分がビビってただけ？）、そこからバスで３０分の距離にあるアンティグアという世界遺産の街はすごく素敵な街だった。スペインの統治下にあったので町並みがヨーロッパ風の石畳。高台からは街全体が見渡せ十分目の保養に。

アンティグア以外にもグアテマラシティの北、フローレスという街から行くことが出来るティカル遺跡（マヤ文明の遺跡）は圧巻。ジャングルの中にあり、歩いていくと突然どでかい遺跡が姿を表す。そしてその遺跡を登ったところからみる眺めはジャングルの海。よくもまあこんな所に町を作ったもんだと感心。なんでも昔は３万人程の人がここに住んでいたとのこと。今で言うニューヨークが遺跡になったみたいなものかなーと遺跡の頂上で。

これ以外にもグアテマラは先住民の人たちが多く住むことで有名で、マヤ民族はグアテマラ人人口の約４割を占めるとか。開発を進める為に先住民族が強制立ち退きをされる事態があったりして結構これが問題になったり。
祝島とか八ツ場ダムの話ではないけど、その土地に今まで住んできた人たちの意向を無視して勝手に話を進めるってやっぱおかしい。確かに開発すれば利便性が上がったりしてより「豊かな」生活を得られるのかもしれないけど、本当にその土地の人たちはその「豊かな」生活を求めているのかな。
ちなみにこの開発に反対する先住民族のことを権力者は「ゲリラ」と呼ぶそうです。言葉によるイメージ付け作戦。中南米の先住民族問題は以下のサイトで知ることができます。興味のある方はどうぞ。
homepage3.nifty.com/CADE/
今日はこの辺で。