全ての物事には、必ず原因がある。
皆様こんにちは。ドバイで起業を目指す若者です。
今回の記事では、私が何故ドバイで起業を志すことになったのかを書いていきます。
■ことの始まりは、父親の会社の旅行
私の父は、自動車電装関係の会社社長をしています。
そんな父の会社には2年に1度、海外旅行があります。
その旅行には、家族を同伴させることも可能で、私は家族として父親について行きました。
その先が、ドバイでした。
熱気に包まれた砂漠の中、美しく創られた街があり、
道路はまるで日本の道路のように日本車ばかりが走っています。
ガイドに話しかけて聞いてみます。
「日本車ばかりで、日本の道路みたいですね。」
ガイドは答えました。
「日本車がイチバン!壊れないし、まっすぐ走るし、エアコンもよく効く。そこの砂漠で車が壊れてみろ。死ぬからな!ハハハハ!」
「日本の製品は信頼性が高いんですか?」
「そうだね。ここでは日本ブランドはステータスだ。日本の製品もサービスも、非常に優れているよ。それと比べて、KI...」
色々話を聞き、次のようなことが解りました。
「税金というものがほとんどない。」「外国人の受け入れに寛容。」
「日本の製品、サービスは高い信頼を得ている。」「車は必須。特に日本車が良い。」
「ドバイ人は15%のみで、あとは全て外国人。」「世界一治安が良い。」
さらに現地を見ていて、あちこちから漂う金の匂い.....。
私はさらにガイドに話を聞きます。
「外国人労働者の給与はどれくらい?」
「ピンキリ。インド人だと月で3万円くらい。
日本人だと初任給で70万出るようなことも多い。
ドバイ人だと200万とかザラだよ。もっと高いかも。」
「う、うーん、お兄さんの給料聞いてもいい?」
「......あー、そういのはちょっと.....。.....だいたい、日本で通常の給与から、所得税を非課税にして、さらにボーナスがついてるくらい。」
(だいたい50万~70万?)
そしてふと思いました。
(父親の会社、ここに支社出したら楽しいのでは!?)
父親の会社は先に書いた通り、自動車関係の会社です。
日本車を取り扱う高いノウハウ、技術が蓄積されています。
ドバイは日本車だらけ。
恐らく、市場規模は据え置きかそれ以上。
製品、知識も言語の壁はあれど据え置き可能。(同じ日本車、日本製品)
(こりゃ、上手く回れば......!!)
父の会社はいわゆる同族会社で、私は幸いにも私は次男です。
尊敬できる兄がいて、日本で私の出る幕は元よりありません。
私は海外が大好きで、海外で仕事をするのが子供の頃からずっと夢でした。
2年に一度の旅行の度に、「ここか」「違うか」と考えていました。
ドバイに行って、
「絶対ここでやりたい!」と私は強く思いました。
父親の会社は、長く続いている大きな会社です。
でも、これまで一度も海外に進出をしたことはありません。
それに、私自身まだ若者で、経験も知識も浅く、
勝つことに確証を持てていません。
父親からどれだけ信頼されているかは不明ですし、
異業種の仕事に溶け込んでいる今の私では、ついて来る人もいないでしょう。
今のレベルでは、ただの「私のワガママ」でしかありません。
社長の息子が粋がって馬鹿言ってるだけです。
”今のレベルでは”。
私は、自分が馬鹿げたワガママを言っていることを自覚しています。
それを自覚した上で、私がさらにこれを望むなら、どうするべきか。
「ワガママを現実にしたいなら、現実的なプランを立てること。」
尊敬する父や多くの人、あらゆる物事、多くの失敗と少しの成功。
そうしたものから学ばせていただいた答えの一つです。
私には、これに挑戦したいという強い意志があります。
意志だけで暴走せず、確実に意志を原動力にし、正しく行動をすること。
確実に地を固め、土台をつくり、限界まで完璧に近いプランを作ること。
これから動いて、確実に勝てるプランを探す、作る。
確実に負けないよう、全力で準備をする。
より多くの方面において100%に限りなく近い勝率を予め導き出す。
これを完全に成し遂げることができたなら、それはもう、ワガママではないと思います。
自分の幸せだけでなく、当たり前に社員の幸せも大切で、社員の家族の幸せも大切で、非常に大きな責任が伴い、絶対に失敗ができないものです。
幸い、私は他人の幸せや、他人の不幸を自分の物のように感じれます。
ドバイ事業を起こし、それを通じて、普段から社長である父親を支え、他にも多くの人や社会を支える、多くの社員にとって、より大きな幸せが提供できるよう私は努力しなければなりませんし、それをしたいと強く思っています。
やることは山積みです。
現状ゴールはまったく見えません。
しかし、信じて、とにかく手につく所から、できる範囲からやっていけば、必ずいつかは成し遂げることができるだろうと考えています。
既に、スタートは切りました。
後はとにかく、できることを全力でしていきます。