No.970 2度目の大雪 | ryokukanetworkのブログ

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砂漠緑化活動を行うNGOのスタッフブログ。農村出身の若者達の日常がメインです。中国の農村の日常を綴ったブログはレアかも?まったりゆるゆる系でボチボチ更新します~!

みなさん、お久しぶりです。

(あら、居たのね)

 

お元気ですか?

 

ちょうぶちょうです。

 

ちょっと色々ありまして、更新が遅れてしまってすみません。

(私以外、全員忘れてたもんね、ブログの存在)

 

 

さて、今回は、ちょうど先月、2度の大雪に見舞われたカンヂカの様子をお伝えします。

ちょうど日本でも大雪が降っているそうですが、大丈夫でしょうか?

 

 

 

1度目は、天気予報に基づいて市政府が除雪車などを配備し、道路の除雪などは迅速に行われて事なきを得たことをお伝えしました。

 

今回は、我々庶民の身近な除雪作業についてお伝えします。

 

カンヂカでは大雪が降ると、政府機関の職員はそれぞれ勤務先の建物の前を手分けして雪かきする決まりがあります。いわゆる動員です。スコップなどの雪かき道具も勤務先に常備してあり、人海戦術で除雪を行います。ショッピングセンターや大型スーパーなども、政府機関と同様に大勢の従業員が建物前の雪かきに駆り出されます。

 

 

 

一方で、集合住宅であるアパート群では、階段を共有する「単元」と呼ばれる単位毎に、住民が協力して雪かきを行います。

 

 

とっても分かりづらい画像で恐縮ですが、この建物は、画像で写っている限り三つの階段(入り口)があるのがお分かりでしょうか?

(ほんとにわかりづらいな。。)

 

 

 

そのうち一つに寄ってみました。

 

 

 

「三単元」と表札がかかっているのがわかります。三つ目の単元、ということですね。ドアを開けると階段があります。

 

 

 

階段を上がっていくと、扉が並んでいます。それぞれ、別のお宅の玄関です。このように、ワンフロアに2戸、単元を共有するお宅があるのが一般的です。6階建ての標準的なアパートでは、単元の戸数は10~12戸です。あれ?階段の個数×2戸、という計算では?6階建てで10戸だと数が合わないじゃないか!?というお声も聞こえてきそうですが、この場合1階は倉庫や車庫、あるいは店舗になっていることが多いためです。

 

 

先ほどの建物の裏側(実はこちらが表ですが。。)の画像です。1階部分はシャッターが降りていますよね?これは、住民が借りている車庫や倉庫です。

 

 

集合住宅では、当然ですが前述の動員のように参加義務はありません。助け合いの精神のもと、お互いにできる範囲で自然に協力しています。当会のカンヂカ事務所が入居するのはアパートの一室になりますが、カンヂカ在住のスタッフはそれぞれ自宅があるため事務所のアパートでは生活していません。しかし、スタッフはそれぞれの自宅アパートの雪かきよりも先に、事務所のあるアパートの雪かきに参加しています。(自宅アパートの雪かきは奥さんに任せるor翌日参加します)

 

 

アパートの雪かきは、政府機関ほど参加人数が多くないため、各単元の入口から大通りまで、人が歩ける幅まで雪をどかして通路を作ります。各単元の住民が買い物に行くための必要十分な作業量です。

 

 

事務所アパートの雪かきに参加すると、上階に住んでいて、足腰が悪く雪かきに参加できないお年寄りから「あなた達はここに住んでないのにいつも手伝ってもらって悪いわね」、と感謝されます。いえいえ、お互い様ですよ、と答えるんですが、ちょっとくすぐったいです。隣近所の付き合いはとても大切というのもありますが、自分たちのできる範囲で協力し、誰かの役に立つことはとても気持ちがいいと思いました。

(ナイス!)

 

 

(おしまい)

 

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