“料理を売る事”と“レシピを売る事”の違い | さだ吉の、あな吉さん流ゆるベジ料理研究家への道!

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another kitchenのプロフェッショナルスクールに入学しました。
一年かけて、レシピを作れるようになるよう勉強中。
奥さん業としての料理も、スクールの勉強の為の料理も、
肉・魚・卵・乳製品・だし・白砂糖・酒・みりんを使わないベジ料理を毎日楽しく作っています。

こんにちは。
ゆるベジプロスク4期 レシピカードウェブストアさだ吉商店、店長のさだ吉です。


今日は、
“料理を売る事”“レシピを売る事”の違い』というテーマについて。

この2つ似ているようですが、違うんです。


まず“料理を売る事”
これは完成された食品を売ること、
つまりレストランや、ケーキ屋さん、お弁当屋さんなどだと思ってください。
レシピの料理を実際に作るのはプロの料理人。またはレシピ作者自身



そして、“レシピを売る事”
文章化した料理のレシピを売ること、
つまりは料理研究家、料理教室で講師をして人に教える、本を出版する、
レシピの料理を実際に作ることになるのは生徒さん(一般の主婦の方)


そうなんです、『誰が作るのか』という大きな違いがあるのです。
そうなると、具体的に変わってくるのが、
手間材料道具


料理を売る場合、
・何日かかけて6工程ある料理でもOK(手間)
・どこのスーパーにもない聞いたことの無いスパイスやトッピングのためだけの葉っぱやラディッシュを使ってもOK(材料)
・いろんな種類の口金や、ボウル4個とか、コンベクションオーブンを使ってもOK(道具)
とういうことになります。

反対に、レシピを売る場合上記のことはできません。
できません。というか、誰も作ってくれません、売れません。
ニーズがありません。
そう、手間と材料と道具が限られてくるのです。



それから、レシピを売る場合には、一般の主婦の方が誰でも作れるような文章にしなくてはなりません。
自分だけが作れるのでは意味がないのです。
さらにAさんとBさんができあったものがちがう!なんてことにならないように
誰が作っても同じものが出来上がるようにしなくてはなりません。
そう思って書き上げてくとついつい丁寧に書きすぎてなが~い文章になりやすいのですがそれももちろんダメ。
文字数の多い論文のようなレシピなんて、パッと見で面倒くさそうに見えて敬遠されてしまいます。

簡潔に!わかりやすく!、書けなくてはなりません。


そして、最終的に文章の校正チェックも必要です。
例えば・・・
・材料一覧には「ごま油」と書いてあるのに、文章には「ゴマ油」と書いてある。
・数字が全角のところと半角のところがある。
・「道具に材料を入れ・・・」なのか、「材料を道具に入れ・・・」なのか統一されていない。
・何人分または何個分なのか書いていない。
・商標登録された品名を使っている。(例 ×ゆかり ○赤しそふりかけ)
こんなところもチェックしなくてはいけません。




プロスクに入ってから、“料理を売る事”と“レシピを売る事”がこんなにも違うんだー!っと驚きました。

なので、料理好きな人がすべて料理研究家にむいているか?というとそうではないわけで、その人によって向き不向きがあるでしょう。





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