◆2011最強の内定者
就活をしている学生には私は一応「先生」という立場になるが、就活を終えると逆に私が学ばせてもらうことも数多くある。
彼ら、彼女たちがどのようにして内定を勝ち取ったのか、、というのは私のなによりもの「教科書」となる。
なので良く教え子の内定者と会って話を聞くようにしている。
昨日は就活スクラムのフリーペーパーのディレクションをしてくれた内定者と打ち上げも兼ねて焼肉を食べに行った。
彼は大手広告代理店の「博報堂」の内定者で、初めて出会ったのは私が独立前の2年前。私が直感で「う~ん、博報堂とか合うんじゃないかなぁ」と言った一言をずっと憶えていて、変な自信を持って選考に臨んだ結果受かってしまったらしい。。
彼のすごいところは、グループ面接などでは絶対自分が一番良いと想いこんで受けていたらしい。そう想っていると、周りにも自然にそう伝わる。。
でも私が判断する彼の強みは圧倒的な社会人との接点数だった。彼は以前からフリーペーパーの制作でさまざまな企業に協賛を得るための「営業」に出かけていた。私との最初の接点もその説明を受けたことがきっかけ。
他の学生が面接モードで必死に自己PRするなかで、彼にとっての面接は普段の営業活動の延長線上だったのだろう。きっと自己PRうんぬんよりも、目を見て話を聞き、話をしては面接官と一緒に笑い、伝えるべきことはわかり易く簡潔に伝える努力をしたのだ。
企業が欲しいのは面接で自己PRがうまい学生ではない。社会で使える力を持ってる学生だ。その力を彼は身につける努力を学生時代を通じてしていただけだった。
だから私も、指導する学生にはフィールドワークでとにかく社会人との接点機会を持たせている。
そしてまた今日、2011就活で最強とも言える内定者に会った。
彼女は昨年の12月に私が企画した「ES1Day研修」に参加した女子学生。しばらく連絡とれてなかったので、久しぶりの再会。
就活の様子を聞くと、コカコーラやキリンなどのESは通ってたようなので、少しは役に立ったのかなと思った
しかし彼女の内定先を聞いて、、ビビった。。
誰もが知っているあの会社。。
でも新卒なんか採用してるのか。。
リクナビ、マイナビにはもちろんのっていない。。
トイストーリー。
ファインディングニモ。。
世界中の子供たちに夢を届ける企業。
そう。。
ウォルト・ディスニー社。
しかもアメリカの本社採用。
ビビった
とても活発で、小さな枠には収まらないタイプだな、、必ず良い結果は出るなとは思っていたが、ここまでくるとは思ってなかった。
なんでも彼女は就活中から回りの友達や教授に「ディズニーで働きたい」「海外に出たい」と言いまくってたらしい。。
そしたらある日外国人の先生が、ディズニーの関係者を紹介してくれたらしく、「今度アメリカに来る機会があったときにお話しましょう」とメールで来たらしい。
その後の彼女の行動がすごい。
3日後にはアメリカに飛んでいた。。
そして半日かけて面接から何やらを受け、見事合格。来年4月からニューヨークで働くようだ。
彼女は3日後にアメリカへ飛んだ行動力が決め手だと思っていたが、私の考えは違う。
もちろんチャンスをつかむ一歩は大事だが、それであのウォルトディスニーに受かるなら、このブログを読んでいる今年の就活生たちは明後日には成田からアメリカへ飛んでるはずだ。
私は彼女は渡米して行った半日間の面接の前に、勝負は半分決まっていたと思っている。
要はすでに半分勝利した状態で試合に臨むことを実現していると思う。
それはなぜか??
ウォルトディズニーに彼女を紹介したのは、彼女の大学の教授。きっとしっかりと推薦してくれたんだろう、、でなければわざわざメールで「ぜひアメリカへ」なんてこない。
じゃあなぜその教授は彼女をわざわざアメリカで面接ができるまで推薦してくれたのだろう。。
彼女は自ら言っていないが、きっと日々の授業だけじゃなく、その教授のところへ足を運びコミュニケーションを取り、良い関係を築いていたのだろう。。
その証拠に、彼女は授業が週1になった今でも、その教授のところへ足を運び英会話のトレーニングをしているという。
では彼女は企業の紹介をしてほしくてそうしてたのか。。私は違うと思う。彼女自身人が好きで、その教授から何かを学ぼうという姿勢を日々持って生活していたからだと思う。
その日々の姿勢が教授を動かし、彼女はチャンスをつかんだのだ。
多くの学生はESや面接の中身で就活の結果が決まると思っている。
しかしある意味就活の結果は選考の前に決まっていると言っても過言ではない。
日々の生活や人との接し方、考え方が選考の結果につながるのだ。
そんな彼女と今日会ったとき、彼女は右手に大きな紙袋を持っていた。
なんと今月私に子供が産まれることを聞きつけ、わざわざプレゼントを買ってくれていたのだ
もちろん就活でお世話になったからという恩返しもあったのかもしれない。
しかし私は彼女自身の「お世話になった人をお祝いしてあげたい」という素直な気持ちを感じた。
きっとその彼女の人間性を教授もウォルトディズニーの人事も感じとり、評価したのだと思う。
就活は、日々の生活の延長線上が結果に結びつくのだ。
ちなみに彼女のプレゼントの中身は赤ちゃん用の靴下とタオルだった(^_^)
ありがとう。。
(2011内定者、2012就活生、プレゼントなんて期待してないぞ~、全然期待してないから。でも一応予定日と性別だけ教えておくね笑。)
11月19日(あくまで予定日)、小寺家に女の子が産まれます。
iPhoneからの投稿
彼ら、彼女たちがどのようにして内定を勝ち取ったのか、、というのは私のなによりもの「教科書」となる。
なので良く教え子の内定者と会って話を聞くようにしている。
昨日は就活スクラムのフリーペーパーのディレクションをしてくれた内定者と打ち上げも兼ねて焼肉を食べに行った。
彼は大手広告代理店の「博報堂」の内定者で、初めて出会ったのは私が独立前の2年前。私が直感で「う~ん、博報堂とか合うんじゃないかなぁ」と言った一言をずっと憶えていて、変な自信を持って選考に臨んだ結果受かってしまったらしい。。
彼のすごいところは、グループ面接などでは絶対自分が一番良いと想いこんで受けていたらしい。そう想っていると、周りにも自然にそう伝わる。。
でも私が判断する彼の強みは圧倒的な社会人との接点数だった。彼は以前からフリーペーパーの制作でさまざまな企業に協賛を得るための「営業」に出かけていた。私との最初の接点もその説明を受けたことがきっかけ。
他の学生が面接モードで必死に自己PRするなかで、彼にとっての面接は普段の営業活動の延長線上だったのだろう。きっと自己PRうんぬんよりも、目を見て話を聞き、話をしては面接官と一緒に笑い、伝えるべきことはわかり易く簡潔に伝える努力をしたのだ。
企業が欲しいのは面接で自己PRがうまい学生ではない。社会で使える力を持ってる学生だ。その力を彼は身につける努力を学生時代を通じてしていただけだった。
だから私も、指導する学生にはフィールドワークでとにかく社会人との接点機会を持たせている。
そしてまた今日、2011就活で最強とも言える内定者に会った。
彼女は昨年の12月に私が企画した「ES1Day研修」に参加した女子学生。しばらく連絡とれてなかったので、久しぶりの再会。
就活の様子を聞くと、コカコーラやキリンなどのESは通ってたようなので、少しは役に立ったのかなと思った
しかし彼女の内定先を聞いて、、ビビった。。
誰もが知っているあの会社。。
でも新卒なんか採用してるのか。。
リクナビ、マイナビにはもちろんのっていない。。
トイストーリー。
ファインディングニモ。。
世界中の子供たちに夢を届ける企業。
そう。。
ウォルト・ディスニー社。
しかもアメリカの本社採用。
ビビった
とても活発で、小さな枠には収まらないタイプだな、、必ず良い結果は出るなとは思っていたが、ここまでくるとは思ってなかった。
なんでも彼女は就活中から回りの友達や教授に「ディズニーで働きたい」「海外に出たい」と言いまくってたらしい。。
そしたらある日外国人の先生が、ディズニーの関係者を紹介してくれたらしく、「今度アメリカに来る機会があったときにお話しましょう」とメールで来たらしい。
その後の彼女の行動がすごい。
3日後にはアメリカに飛んでいた。。
そして半日かけて面接から何やらを受け、見事合格。来年4月からニューヨークで働くようだ。
彼女は3日後にアメリカへ飛んだ行動力が決め手だと思っていたが、私の考えは違う。
もちろんチャンスをつかむ一歩は大事だが、それであのウォルトディスニーに受かるなら、このブログを読んでいる今年の就活生たちは明後日には成田からアメリカへ飛んでるはずだ。
私は彼女は渡米して行った半日間の面接の前に、勝負は半分決まっていたと思っている。
要はすでに半分勝利した状態で試合に臨むことを実現していると思う。
それはなぜか??
ウォルトディズニーに彼女を紹介したのは、彼女の大学の教授。きっとしっかりと推薦してくれたんだろう、、でなければわざわざメールで「ぜひアメリカへ」なんてこない。
じゃあなぜその教授は彼女をわざわざアメリカで面接ができるまで推薦してくれたのだろう。。
彼女は自ら言っていないが、きっと日々の授業だけじゃなく、その教授のところへ足を運びコミュニケーションを取り、良い関係を築いていたのだろう。。
その証拠に、彼女は授業が週1になった今でも、その教授のところへ足を運び英会話のトレーニングをしているという。
では彼女は企業の紹介をしてほしくてそうしてたのか。。私は違うと思う。彼女自身人が好きで、その教授から何かを学ぼうという姿勢を日々持って生活していたからだと思う。
その日々の姿勢が教授を動かし、彼女はチャンスをつかんだのだ。
多くの学生はESや面接の中身で就活の結果が決まると思っている。
しかしある意味就活の結果は選考の前に決まっていると言っても過言ではない。
日々の生活や人との接し方、考え方が選考の結果につながるのだ。
そんな彼女と今日会ったとき、彼女は右手に大きな紙袋を持っていた。
なんと今月私に子供が産まれることを聞きつけ、わざわざプレゼントを買ってくれていたのだ
もちろん就活でお世話になったからという恩返しもあったのかもしれない。
しかし私は彼女自身の「お世話になった人をお祝いしてあげたい」という素直な気持ちを感じた。
きっとその彼女の人間性を教授もウォルトディズニーの人事も感じとり、評価したのだと思う。
就活は、日々の生活の延長線上が結果に結びつくのだ。
ちなみに彼女のプレゼントの中身は赤ちゃん用の靴下とタオルだった(^_^)
ありがとう。。
(2011内定者、2012就活生、プレゼントなんて期待してないぞ~、全然期待してないから。でも一応予定日と性別だけ教えておくね笑。)
11月19日(あくまで予定日)、小寺家に女の子が産まれます。
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