ブラウンの事件には我々が学ぶべき教訓がある by ルクロイ
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↓ (約1年後)
2013年2月21日
(ブラウンが禁止薬物の提供ボッシュ氏から受けていたと報道。 )
(ボッシュ氏から禁止薬物を受け取り、お金を支払った人間のリストが数々の報道機関に流出。 そこにブラウンの名前が記載されていた。)
ブラウン
「ボッシュ氏には確かに報酬を支払いました。僕の弁護士が薬物騒動の時、ボッシュ氏から助言をもらっていたので。 僕と弁護士の名前がリストに載っているのはそのため。 何も隠すことなどありません。
それ以外のことでボッシュ氏とかかわったことなどありません。 この件について、どんな捜査協力でも受け入れます。」
ハート
「ブラウンは信頼する価値がある人間。 僕は彼を信じている。 疑うことなど何一つない 」
ルクロイ
「ブラウンを疑うのは見当違いだ。 人にはそれぞれ大変なことがあるけど、ブラウンはアメリカ国民の前にさらされてるわけだから。 本当に同情している」
↓ (約5か月後)
2013年 7月23日
(ブラウンにシーズンの残り試合出場停止処分がMLB機構からくだされる。 ブラウンが禁止薬物の使用を認め、そしてそれに対する処分を受け入れたことが明らかになった)
ブラウン
「僕は完璧な人間ではありません。 今は最初から認めていればと後悔し、過ちを犯してしまったなと感じています。 僕にとって、そして家族全体が、代償を払わねばならない行為だと。 チームメート、チームも裏切ってしまった。 チームメート、そしてオーナー、ミルウォーキーのファン、アメリカに住む多くの人たちからのサポートには感謝しています。
そして落胆させてしまったすべての人たちに謝罪したいです。 処分を受け入れてゆっくり考え、再び愛するベースボールの舞台に戻れる日を楽しみにしています」
MLB機構ロブ・マンフレッド
「ブラウンは過去の過ちについて処分を受け入れました。 この問題が解決できたことは、あらゆる点でMLBに取って喜ばしいことです。 ライアンが再び球場に戻った時は、フィールドの内でも外でも、MLBに貢献してくれることを期待したいと思います。」
ルクロイ
「彼は大変な状況にあった。 そして間違った選択をした。 そして今その代償を支払うことになった。 だがこれも人生には起こり得ること。 僕らは彼から何か学んで教訓にする必要がある」
(捜査の進展について)
(ブラウンはボッシュ氏とのかかわりが報道された時、薬物の提供は否定したが、どんな捜査活動にも協力すると話した。だが実際、彼は捜査に協力しなかったことが明らかにされた。 またブラウン以外にリストに名前の載った選手全員についても、同様のことであった。
しかしボッシュ氏は捜査に積極的に協力した。そしてバイオジェネシス社に務めていたフィッシャー氏もMLBの捜査に協力を申し出た。 そしてフィッシャー氏はマイアミ・タイムズ紙に証拠となる文書の提供も行った。
それによりMLBの捜査は大いに進展した。 そして6月29日のMLB側の捜査で、ブラウン側はMLB側が握っている証拠の重大性に気づいた。
ブラウン側はその後MLBと接触して会合を持ち、この日の出場停止処分を受け入れる運びとなった)
↓(約1週間後)
2013年 7月30日
アスタナシオ氏(球団オーナー、ファンへメッセージ)
「ライアン(ブラウン)がファンの信頼と尊敬を再び取り戻すには、本当に長い時間がかかることでしょう。 そして簡単なことでもありません。
ファンの皆様のチームへの暖かい応援、忍耐、そして理解していただき、心から感謝しています。 ブルワーズを代表して、ファンの皆様に、我々はこの困難を乗り越えていくことを約束します。」
リッキーウィークス(2塁手、チームメート)
「オーナーは困難な状況の中よくやっている。 ブラウンのことは皆ショックを受けている。 本当に。」
ポールモリター
「私も(コカインやマリファナ)を使い後悔し恥ずかしさにまみれたことがある。 過去に戻れるなら、困難に直面した時、そこからどうにか抜け出そうとするのでなく、初めから認めて正直になっていればといつも思い出すんだ。
ライアンは再びチームに戻ってくるだろう。 ファンはもう1度彼にチャンスをくれるはずだ。 若者を教育するような人格者として見てもらえる、そういう日が再び来るチャンスをね」
アーロン・ロジャース
「本当にショックだ。 ブラウンは会う度に、俺の目を見てやっていないと繰り返し言ったんだ。 報道されてることは真実ではないと。 本当にがっかりしている。 友達としてだけでなく、ウィスコンシン州のスポーツを愛する人間としても。 嘘をつかれるってのは、本当に嫌なものだ。 真実が明らかにされた過程にも、がっかりしている。
俺はフットボール選手だから、これからは自分の仕事に集中したい。 友人を信じたことについては後悔していない。 俺を支持してくれるたくさんのファンがいる」