コイツ・・・、すげえええ。 | Ryoh's Blog

コイツ・・・、すげえええ。

彼は一番前の列のど真ん中に座っている。
勤勉で真摯に講義に向かい合っている。よく発言をする。

多分、教室の中で1番ってくらいハンサムで端正な顔をしている。ラテン系の顔。

そして俺は何気なく2列目に座る。
この何気ない一瞬の判断(どこの席に座るか)に意識が表れている気がする。

彼は迷いなく1列目のど真ん中を陣取る。
誰よりも早く教室に来て、読み物をしている。

体から底知れないオーラが縷縷と漂っている。
まるで誰もせき止めることを許さないかのように。

教科書のことを聞いたきっかけに、随分と話すようになって只者ではない彼の全貌がゆっくりと明らかになっていった。

声や話し方のトーンは極めて温和でゆったりしている。
とても話しやすいタイプ。

話せば話すほど、自分との共通点があぶり出されていく。
驚嘆に値するくらいに、価値観やヴィジョンが同じで、むしろ相反する部分の方が少ないくらい。
何気ない趣味すら一緒。

専攻の国際政治も一緒。
で副専攻くらいな感じでビジネスを勉強しているのも一緒。
歳も同い年の20歳。

一瞬にして「コイツは面白そうだ」と悟った。
「こうゆう人と一緒にいないとな」と。
人生において友達を選ぶのは本当に大切なプロセスだと思う。人脈のネットワーク構築として。
人生を左右しかねない。

多大なインスピレーションを与えられた。
UFに来てから、自分にとって初めて電撃が走る出会いだった。
こうゆう出会いをいつも求めていた気がした、心の奥底では。
それは日本にいた時も。
ただ日本の大学ではほとんど諦めてた。
「コイツやばい。」「コイツには敵わない」っていう人を見たことがなかった。
別に自分が高尚で上等な人間だなんてこれっぽっちも思っていないけれど。

ただ彼には驚かされた。

俺が何気なく「今日、この後"Entrepreneurship"のテストなんだよねー。」と言ったら
彼が「おー、俺もだよ!」

※Entrepreneurshipとは日本語で「起業家であること、起業家精神」などと訳される。

俺が「この授業なかなか面白いよねー。」と言ったら
彼は「うん、なかなかね。特に俺みたいに会社ある人にとっては」

!!!!!!

ん?


んん?


そんなんです。

彼は社長だったのです。


去年、1年間ビッシリ働いて、会社を始められるだけの最小限の資本を貯め、今年会社を立ち上げたとのこと。
まさしく"Entrepreneur"。
さらに新しく3つのプロジェクトも進行中だとのこと。

俺の目に狂いはなかった。

「コイツは本物だ」
絶対にビッグになる。そう思わせられるほどのなんというか勢い、オーラを感じる。

顔が違う、目つきが違う。
成功する目をしている。

授業終わって、「この後、どうするの?」と聞いたら
「もう一日以上寝てないから、図書館で少し昼寝してから勉強するよ」と何気なく呟いた。
1分1秒も無駄にしたくないという彼の行動、スタイルに人生の指標を垣間見た気がした。

別れ際に名刺をくれた。

$Ryoh's Blog

会社の事業内容としては
Lasers, Lighting, Sound and Effects rental for events and parties
つまりレーザーとか照明とか音響効果とかの特別な機材をイベントやパーティの際に貸し出すというビジネス。
めちゃくちゃ調子良いらしい。
場所も最適なんだと思う。フロリダだし、キャンパスタウンだし。需要に困ることはない。
さらに資本を貯めて、事業拡大、多角化経営していきたいとのこと。
期待しかできない。

近いうちに彼の会社を訪ねる。
酒でも飲みながらもっと深い話がしたい。


モラトリアムのど真ん中を突っ走っているような今の生活から脱却しなくちゃ。
俺もグズグズしていられないな。


リックリお願いします!
人気ブログランキングへ