no.6  足の甲に灸点紙でお灸 | 無料治療会 患者役募集中@術伝流 鍼灸・操体実践講座

no.6  足の甲に灸点紙でお灸

1.はじめに

 鍼灸学校1年生のとき授業でモグサをひねる練習をして、その残り
が大量に出ました。もったいなと思い、足の甲に灸点紙をはって、そ
の上でお灸の練習をしました。

2.灸点紙をはれば熱くない

 初心者がひねる練習をした残りカスなんで、小さく作れず、米粒大
以上でしたが、まぁ灸点紙をはっているので、それほど熱くなかった
です。

 熱かったら、灸点紙を2枚重ねた上からすればよいと思います。

 灸点紙は、裏のノリがつかなくなるまで何回も使えます。

 熱くないところには熱くなるまですえました。

3.ツボさがしもうまくなったし、体調もよくなった

 毎日やっているうちに、だんだん足の甲のツボさがしもうまくなり、
さわってヘコんでいて押して痛いところがツボなんだなという実感を
えることができました。

 水虫だったのですが、3か月すぎるころにはなくなっていました。

 体全体の調子もよくなったように思いました。

 もったいないと思ってはじめた練習ですが、何しろ大量に残りカス
が出るので、残りカスがなくなるころまでには、沢山練習できました。

4.いまは直接灸をしている

 いまも水虫ができるとお灸してますが、水虫のあるところだけでな
く、経絡的にそのすこし胴体よりの足首まわりのヘコんでいるところ
にもしたほうが治りがよいみたいです。

 いまは、モグサをひねる練習をしているわけではなく、その場でひ
ねるので、結果として小さなものがひねれるので、直接灸にしていま
す。

 竹串を加工したツボさがし道具を使って、直径1mmくらいにツボを
特定してから、灸点墨をつけたあと、ひねった小さなモグサを立たせ
て灸しています。

 このあたりのツボさがしについては、手甲にパイオネックスのとこ
ろを見てください。

 ツボさがし棒で押してヘコんだままのあとに灸点墨をつけると、ひ
ねったモグサが立ちやすいです。

 なんとなく調子が悪いときも、足の甲にツボをさがして毎日お灸す
ることを1週間くらい続けるとよくなってしまうことが多いです。

 できれば習慣にするとよいかなと思います。

 肩甲骨鎖骨から上の症状には、手甲とくに、手指の直接灸が効果的
です。

 時間がないときは、手指用糸モグサでもよいと思います。

5.おわりに

 次回の手の甲のツボで運動鍼は、術伝流一本鍼no.3 に書いてあります。


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