セーラー服は名古屋元祖?福岡説より3か月早い

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女子中高生の制服の定番となっている「セーラー服」を日本で最初に制服にした高等女学校は、名古屋市の金城女学校(現・金城学院)だとする学術論文が近く発表される。

 従来の説では、福岡市の福岡女学校(現・福岡女学院)が有力とされてきたが、同じ1921年(大正10年)で3か月早い。この年以後、各地の高等女学校で次々とセーラー服が採用され、全国に広がったこともわかった。

 論文をまとめたのは、服飾史を研究する刑部(おさかべ)芳則・日本大准教授(日本史学)。全国のミッション系高等女学校57校を含む、数百校の私立、公立女学校の記念誌などを比較調査した結果、現在のセーラー服と同タイプの制服は、金城女学校が最も古かった。1996年発行の「金城学院百年史」に、21年の2学期(9月)からセーラー服着用が義務化されたことが、複数の生徒の証言として記録され、写真資料も残っている。


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