夏期講座【6時間目】オーダーの弱点 | -狩-

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いよいよ最後の講座となりました

トレードにおいて一番大切なことはメンタル、とよく言われますので、

最後はメンタルの大切さでも述べようかと思ったのですが

良く考えたらメンタルのコーチングなんて僕にはできませんし、

そもそもブログ読んだ程度で明日からメンタルが改善されて

劇的に明日から成績があがるなんてことあるわけないので

ちょっと視点を変えて、オーダー情報のトレードで陥りやすい心理的な罠について述べることにします


一言でいうとルールを破ってしまうということなのですが、

・オーダーでエントリーor利食いor損切りするつもりが、できなかった
・オーダーを抜けてトレンドフォローor逆張りするつもりができなかった

なぜそもそもルールを破ってしまうのか?

という点を探ると、そこにはオーダー情報を見ているがゆえの原因があります


オーダー情報を使ったトレードは、エントリー・ストップ・損切りについてポイントをそのまま使える、という手軽さがある反面

買いなのか、売りなのか、トレンドフォローか、逆張りか、という判断は

裁量に頼る部分が大きい
です


そのため、自分で計画したシナリオを具体的に決めていないと、

現実の値動きに振り回されて焦ってしまいルールを無視したトレードをしてしまう

ということに陥りやすいです


例えば、

売り厚めのオーダーで跳ね返るとみて売ってみたが抜けてしまった、
しかし損切りせずにナンピンを続けてさらに踏みあげられる、という

逆張りプランにこだわって失敗する



あるいは、

ストップロスオーダーを抜けて加速とみたので買ってみたがすぐに下がった、
あわてて損切りしたが、直後に再度上がったのでまた買ったが、また下がったので損切り、という

いわゆる損切り貧乏に陥る


などなど、オーダーを意識するあまり、

自分のシナリオ通りに 
・動くはず(過信)
・動いてほしい(期待)
・動いてくれない(焦り)
・本当に動くだろうか(不安)

が生じやすいという事なのです

特にNY時間のオプションのオーダーは上下にぶれやすいので、

抜けたのか・はねたのか判断しずらく、上記のように心理的に悪い影響を受けてしまいます


(一体どっちなんだ!?と焦りが出るの図)



以前に、自分でシナリオを立てることが大事、ということを言いましたが

それに固執するあまり、実際の値動きを見失って振り回されてはいけません


オーダーはあくまでも目安であり、失敗することもある、と事前に認識しておくことが重要です

前回書いたように、デモでたっぷり検証して手法を確立したなら、ドンと構えてりゃいいんです


損するのも計画どおり

オーダーを抜けて損切りになった、ということは

実際にオーダーを出しているプロも損切りさせられているのですから、

こだわっても仕方がありません


が!しかし!

タチの悪いことに我々人間というものは、失敗すると

通貨ペアを変えたり、時間軸を変えたり、ストップの場所を変えたり、
他のテクニカルに手を出したり、と

さらにドツボにはまる行動をしがちです


心理的な影響が出ている状態で行動することが問題なわけですから、

行動しないことがまず一番です

メンタルを鍛える、ではなく、メンタルに影響が出る行動自体をやめてしまいましょう

個人投資家の場合、そばで叱ってくれる人がいませんので・・・

こればっかりは皆さん自身で律していただく必要があります


お互い頑張ってまいりましょう



・・・ということで、6時間に分けて書いた講座は終了です

最後という事で宿題もなし


ご愛読いただいた皆様、ありがとうございました

果たして皆様のお役に立てたのかどうかわかりませんが、ご参考になれば幸いです

(基礎編ということでかなり内容を省きましたが)


コメントしていただいた方には大感謝です

また、オーダー情報の掲載に関して快くご了承いただいた

ありがとうございました



皆様の勝利をお祈りしています