みなさん、たいへんご無沙汰しております。
ここ20日間、やむにやまれず事情があり、留守にしておりました。
その間、メッセージに返信ができず失礼しました。
いま、ようやく千駄木に戻り、年末は、文芸誌の仕事をしながら
静かに養生したいと願っています。
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一撃を秘めてまっすぐ寒の水
冬木立 月の義足となりにけり
凍星や激(たぎ)る獣を鎮めけり
山茶花の塊に手を入れにけり
湖(うみ)氷る言葉は宿を持たざれば
わが市(まち)にしぐるる蛇の道があり
短日や大和は眠る獣ぞよ
一室に閉じ込められて枯尾花
冬帽子ここから先は故郷とす
うつし身を消したき夜霧 部屋に入れ
(寺山修司に)
神楽舞う血は煮えたまま立つてゐる