アリスの世界
「アリス・イン・ワンダーランド」
観てきました~
大好きなジョニー・デップとティム・バートン監督コンビ!!
しかも「アリス」が題材ときたら、もう…観るしかない!しかも3Dだし。
「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」は
子供のころの私の夢と憧れと怖れ、すべてがつまった本でした。
「鏡の国の~」の中で、アリスが鏡を抜け、階段をふわふわ飛ぶように降りていく
場面があるのですが、それをそのまま夢に見たことがあって、
あの感覚は今もしっかり覚えています。
夢とは思えない現実感!!
足が、階段についてない、あたし、浮いてる!という喜び。
ニヤニヤ笑いを残して消える
チェシャ猫
いつも急いで走り回っている
白ウサギ
そしてイカれ帽子屋
双子のトゥードゥルダムと
トゥードゥルディー
愛らしいのか、
怖ろしいのかわからない
おなじみの面々。
今回はかなりイメージどおりに
映像化されていて楽しめました。
ただ…。
アリスはとにかく
イメージの宝庫で、
小さいころは
たとえばアリスが穴に落ちていくときの
様子やスピードとか
チェシャ猫の消え方なんかを想像するのが楽しくて
なりませんでした。
もちろんイラストによっておおまかな形は
掴めているわけですが、
動きなんかは全くわからないわけですからね。
それが、「映画」という形で
子どもたちの柔らかい頭に植え付けられて
しまうのはもったいない!ていう気がしちゃう。
リアルになればなるほど、「余地」がなくなるというか。
まあ、ごらんのようにジョニーはやっぱりイカレてかっこよかったし、
チェシャキャットの動きも秀逸でしたけどね。
そういえば「鏡の国~」のハンプティダンプティがでなかったのが残念!
物語としては断然「鏡の国~」のほうが怖くて好きでした。
全力で走っていないと同じ地点にいられなかったり、
喉が渇いているのにむりやり渇いたクッキーを食べさせられたり
すべてがあべこべ、反対の世界。
うわ、今思い出してもなんだかこわい…。
原作をもう一度じーっくり読んでみたくなりました。