それでも前を向いて | 鳥目の生活 2.0

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4号機全盛時代を謳歌し、お天道様とは無縁な“鳥目の生活”から、きっちり勝ち逃げを決め込んだ、元スロッターのセカンドステージ(2.0)をお届けします!

09年の躓きの原因。それはグラマンの離脱が大きかった。しかし、なにげに栗山の不振も大きく影響した。

今日、本塁打を含む初の猛打賞を達成した片岡だが、まだ信用は出来ない。一昨年の栗山の不振と比べてもまだまだひどい物だ。

そのまま比べてしまってはいけないが、当時の栗山は、不振とは行っても、進塁打や四球の出塁は出来ていた。ただ単にヒットが出なかっただけだ。 今年の片岡も、ヒットが打てないだけなのだが、問題は四球での出塁率も皆無であり、チームバッティングのセンスも低い選手だと言うこと。

守備での貢献は非常に高いので、スタメン枠は確保するだろうが、1番という重責に今現在堪えうる成績ではないと思う。 思い切って下位打線に組み替えてみてはどうだろうか。

片岡の最大の武器である走力。あれも1番打者としてとても大きな魅力ではあるが、出塁して初めて活きる武器である。 今現在、出塁すらままならない状態では、その武器が攻撃に機能しているとは言い難い。

出塁後のオプションを思考するほど、今のチームに余裕はない。基本に返って、まず1番打者の第一義である出塁の出来る(可能性が高い)打者を1番に据えて欲しいと思う。

そうなると候補は一人。 若武者浅村だ。

初球からガンガン振っていくウチらしい選手でありながら、選球眼も良く、四球を選ぶセンスも高い。盗塁こそまだ決めていないが、走力だってかなり上位だ。

不振とは言え、この連敗中も、やっぱ中軸で点を取ってることに変わりはない。であれば、より多く、クリーンナップの時に出塁しておくことが、得点機会を呼ぶことになる。

そしてあまり目立ってはいないが、中村の打撃もかなり雑になってきている。4番打者としての資格を剥奪されかねない大雑把ぶりだ。

よって、

3浅村
7石井義(下でも成績悪いけど・・・)
6中島
8栗山
5中村
9坂田(左腕なら高山でも可だけど、今日のように使って欲しい)
Dフェルナンデス
2銀仁朗
4片岡

この打順を進言したい。 4~7番は調子によって前後して良いと思う。しかし、今現在、中村とフェルナンデスを並べるのは、かなり危険だと感じる。 中村の調子が上がってくれば、4番中村、5番栗山、6番フェルナンデスっていうのが面白いと思う。

出来れば今年いっぱい、浅村をプレッシャーの低い打順で使って欲しいと思う。 けど、もうそんなことは言ってられないよ。

それとパリーグの投手は、右・左腕問わず、左打ちの打者に対して、得意の球種が一つ減る選手が多い。結果として左打者の方が有利に働いていると思う。 なので、左投手だからと言って、坂田(秋山や石井義、上本も)を簡単に変えないで欲しい。

投手陣は

涌井
帆足
牧田
石井
ミンチェ
平野(ラストチャンス)

を先発で

抑えは

グラマン(8回1イニング)
岸(守護神)

これでいかがですか? シコースキーが帰ってきたら、7回or劣勢時のセットアッパー。その他の人々は俗に言う敗戦処理と言うことで。 先発が早めに崩れたときのロング要員がいない(西口とかかな?)けど、そこを菊池や大石に早く埋めて欲しいです。 武隈君が下でそこそこ良さそうなので、平野が落第したら、そこに挑戦して貰いたいですね。

岸の守護神には賛否あると思うけど、豊田だって初めは「えー?」って感じだった。 一時期巨人でストッパーやってた上原だってそうだし。彼らのようなフォークボーラーではないし、被本塁打率が高い投手なのでどうなるかは分からないが、やって失敗してから考えても遅くはないでしょう。

渡辺監督! あなたが現役を過ごした頃のように、先発完投能力の高い投手はそう多く居ません。正直、ウチにはゼロではないでしょうか? どこもエース級の投手をストッパーに充てて、その重要性を把握しています。 岸という大輪を後ろに回すのは勇気がいるし、投手出身だからこそ分かる、先発へのこだわりも理解できます。 でも、勝てなければ意味がありません。

大石しかり、菊池しかり、先発完投に固執する教育は、もしかしたら今風ではないのかもしれませんよ。 あなたの野球が「現代」ではなく「近代」だとしたら、監督自身が、今を学ぶべきなのかもしれません。