なんかデイリー2位ですか・・・。
実は今回もウイークリー2位と予想してたんですがそうなりそうですねえ。
僕の予想はくだらないことなんですが、Perfumeの今までのシングルで『VOICE』みたいにイントロからではなく歌から始まるタイプの曲は1位になったことがないんですよ。
07年のブレイク以降今まで1位になったのは普通に曲のイントロから始まってる『love the world』と『ワンルーム・ディスコ』。
で、歌いだしから曲が始まる『Dream Fighter』は惜しくも2位でした。もっと言えば『Baby cruising Love』も同じタイプで3位。(まあこれはいいけど)
だから同じタイプの『不自然なガール』の時に僕は2位と予想してたら当たってしまって・・・。
ただ『不自然なガール』の時はBUMP OF CHICKENに正面から挑んで敗れたわけですが、まあ『VOICE』を福山にぶつけるという事は最初から2位でいいということなんでしょう。
問題はウイークリーで『不自然なガール』を越えて9万枚の壁を突破できるかが気になる所です。
8万枚程度で1位とかは現状厳しいですからね。
届いたCDで我慢してたPVを初めてフルで観たんですが、いやあ・・・いいですね。
単純にジャンル音楽としての、他の人が同じことをしてもジャンルとして同じく楽しめるといったものとは違う唯一無二っぷりがバンバン出てますね。
それはあの曲と3人の存在感そのものなんでしょうけど。
PVのテーマとしてはPerfumeに宛てたメーテルリンクの『青い鳥』なんですね。
わかり易いっちゃあわかり易いです。でもちょっと捻ってあります。
何気に歌詞にも合わせた作り。
そこで僕なりの解釈をしてみました。PVと合わせて読んでみてください。
『Perfume』としてカメラの前に立っている3人にカメラが寄っていきかしゆかが(Perfumeが)涙を流す。涙は心の傷。
そして右からかしゆかがINするんですがこれは意味がありますね。(詳しくは最後に)
ひょんとしたことから宝石(幸福)の在り処を示す地図を入手。
3人が辛いことから逃れるように宝石(幸福)を探しにいく。(実際は幸福を「望む」ということ)
地図に描かれている宝石(幸福)までの道のりはウネウネと捻じ曲がっていてまさにThe Beatlesの『The Long And Winding Road』。これからの道のりの困難さを示すと同時に今までの道のりでもありますね。
そして3人は捻じ曲がった道をあちこちと宝石(幸福)を求めてさ迷います。
「点と点を~」で出てくるひとりずつのソロショットはひとりひとり別の人間だけどという事ですね。
お城(屋敷?)での壁くぐりは人生における不条理な壁の事です。それが3人に降りかかる。
それをひとつ、ふたつと3人三様のポーズで潜り抜けるのもつかの間さらに崖から落ち、何とか傘で切り抜ける。(映像的にはかしゆかのせい 笑)
街のショウウィンドウで飾られているような宝石(幸福)は3人が求めている物ではなかった。
そうしているうちにも3人はその事を隠しながら『Perfume』としてもう一人の自分を演じてる。
そんな毎日であっても、3人それぞれ別の人間だしいろいろあったけど、同じことを求め同じ方向を向いて頑張ってきた。
今までも、これからも。
だからだいじょうぶ。きっとだいじょうぶ。
表現されてるハートはそのことの悟りです。
そこへ新たな壁が。
しかしもう大丈夫。今の3人なら潜り抜けるのも難しくない。(壁の色がかわいい色になっていて、抜けるのもそれまでの壁とは違って3人同じ形で抜けるのがミソ)
今までの壁を潜り抜けてきた3人の痕跡を振り返る。(今とは違ってまだばらばらだった)
そして本当の宝石(幸福)の在り処を悟る。人の心の中、3人の心の中にあると。
そして3人がそれぞれ同じ宝石(幸福)を手にする事が出来た。
そこへ最後の壁が3人を(悪意を持って)今度は上から押しつぶそうとする。
しかし宝石(幸福)を手にした3人にはもう何があっても大丈夫だ。
壁は3人を押しつぶすことは出来なかった。
3人の表情は幸福に満ちている。
で、よくみると最後の壁が通過する時のポーズと冒頭の歌いだしのポーズがまったく同じなんですね。
しかし冒頭は宝石(幸福)を手にしてません。
これは何かというと、宝石(幸福)を求め困難な『The Long And Winding Road』を乗り越えてやっと宝石(幸福)を手にするストーリーではなくて、
いまだ手に出来てない3人が傷つきながらその事を望み、夢見ているというPVなんですね。
最初に言ったかしゆかの右からのINはここから3人の(かしゆかの?)夢なんですね。(または夢想)
つまり未だ困難な道、『The Long And Winding Road』はあるし、悪意の壁も無くならない。それに3人はこれからも立ち向かわなければならない。
けれど3人が点と点、線と線をつなげて宝石(幸福)を求めている限りきっと大丈夫、乗り越えられるはずだよという関さんのメッセージが込められているんですね。
もっといえばメーテルリンクの『青い鳥』のラストは自分の家の鳩が青い鳥だったというものですが実は続きがあって、その後青い鳥は逃げてしまうそうです。
そのストーリー的な解釈が分かれる部分になってしまってるようなんです。
冒頭の宝石(幸福)を手にしてない様はそれに引っ掛けているかもしれません。
幸福は手にしても逃げる。だから永遠に探す。
人生のおいて大事なことは幸福を手にすることではなくて、手にするためにどんな毎日を送るのかが大事だというようなこと。
っていうかもう語りつくされた後で完全に乗り遅れてるとか?
CD手にするまであまり情報は抑えてたんでちょっとずれてるかも知れませんが、気にしない気にしない。