こんばんわ。


本日は、
「なぜ中学受験で漢字が出題されるのか」ということで
私立中学の入試問題でなぜ漢字が出題されるのかという私の考えを書いていきたいと思います。

問題数の差はありますが、
国語の入試問題でどの学校でも出題される漢字。
5問程度しか出題しない学校もあれば、毎年20問近く出題する学校もあります。

よく、「漢字をたくさん出題するのはいわゆる偏差値の低い学校で、偏差値の高い学校では漢字など出題しないで難しい問題ばかり出題するのではないか」と思っているお父さんお母さんがいますが、そんなことありません。
たとえば、
男子でいうと、東京都にある駒場東邦中学校は毎年15問も漢字を出題します。神奈川県にある栄光学園もたくさんの漢字を書かせます。
女子では神奈川県のフェリス中学校が好例でしょう。
共学で見ても、東京都の慶応義塾中等部では大人でも書けないような漢字の書き取り問題が多く出題されます。

漢字の読み書きができるというのは、日本人として大切な力です。
「日本人として、しっかり漢字を書くことができるか」というのが、中学入試における漢字の出題の大きな目的でしょう。
ただし、漢字が書けるようになるまでには多くの場合、苦しみを伴います。
漢字練習が好きな子というのは、そんなにいないでしょう。
ということは、
漢字がしっかり書けるか書けないかを通して、
「この子はイヤなことから逃げずに、コツコツと努力を重ねる習慣がついているかどうか」ということも見えてくるのです。

面接を実施していれば、受験生の人となりも伝わってきますが、近年、面接を入試として実施している私立中学は減少傾向にあります。
ということは、中学校側もなんとか自分の中学校を志望している受験生がどんな子なのかを知りたい。
トメ・ハネ・ハライの細かなところにまで気を配れる繊細さを持ち合わせているか、なんてことまでわかりますよね。

たかが漢字、されど漢字。
漢字テストから、その子の人となりまで見えてくるのですね。



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