庭先乗馬 55才から乗馬をはじめて5年 今は庭先で馬に乗っています

場所は北海道の中標津 生まれも育ちも横浜の私は、ムツ牧場(ムツゴロウ動物王国)
のおかげで、この生活を始めることができました。

そのいきさつと今を、愛馬リュウとともに綴ります

このブログは、馬のリュウが主人公で、人間の私はわき役です。


馬がそんなこと考えるわけがないだろ! という指摘はご勘弁ください。また、リュウは私の娘という設定になっていますが、私は変態ではありません、念のため。


テーマは、「馬・乗馬のこと」「ムツ牧場のこと」「土地探し、家・牧場づくりのこと」「中標津・道東のこと」などになります。


おまけに「釣りのはなし」がときどき出てくると思います。

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 こんにちは、リュウの父です。

 

 これで、この話題は最後にします。うまく収められるか不安ですが・・・

 

 Aさんは、北海道に来た当時に3級を取得したそうです。なんか持っていないと格好悪いかな~と思って、指導員のいるところに行ってとってきた、とのことですので、相当の手練なのだろうと思います。

 

 しかし、知りあって3年近くになると思いますが、彼女が馬に乗る姿は、たったの一回しか見たことがありません。馬を使った子供を対象にしたイベントで、興奮した馬にひらりと乗って落ち着かせた、その時の一回だけです。

 

 Aさんは一時期、近くにある宿泊施設で、お客さんを馬に乗せる(触れ合わせる?)仕事をしていました。希望する宿泊客に対するサービスの一つ、だったと思います。

 

 私も経験させてもらったことがあります。こんな感じでした。

 

 なんにも付けていない裸の馬(もちろんAさんの馬です)を、Aさんが引いてきます。そして、自分の足を踏み台に差し出して、「はい、乗って」

 

 おどおどしている私を、ひょいと馬の上に座らせます(Aさんは力持ちなのです)。 「たてがみ掴んで、さあ、行きましょう!」 そして、私を乗せた裸の馬を引いていきます。

 

 本番では、敷地の中をぐるぐる回って、最後にほんの数歩、速足をさせるそうです。多分、Aさんも一緒に走っているのでしょう。馬の大きさ、高さ、暖かさ、揺れなどを経験するには良いプログラムです。 「裸で乗せられないような馬はダメ!」と、Aさんは言います。

 

 またある時、こんなことを聞いたことがあります。「馬ってのは、やっぱり毎日乗ってやった方がいいのかねえ?」 答えは、

 

 「一週間に一度ぐらいがいいんじゃあない」 でした。

 

 以前、乗馬クラブで仕事をしていた頃の話でしょうが、半自馬のようにしていた人が、決まったリズムで足繁く乗りに来ていたそうです。かなり強目に乗る人(おそらく長鞭に拍車でバシバシだったのでは?)で、その日になると、その馬はすっかり落ち込んで、すがりつくような眼をするのだそうです。

 

 Aさんが飼っていた若い馬が、いったん別の所に行って(そこでは乗馬なし)、次の所で人を乗せる場面がありました。まったく人を怖がらず、鞍付けもスムーズ。ハミはちょっと変な顔をしましたが、まあ無事に。跨ってもすっかり落ち着いています。

 

 ところがこの馬、ハミをまったく理解していないことが分かりました。そして、腹に足を当てると、ビックリしたように暴れだしました。で、調教のやり直しに・・・

 

 怖くてこんなこと真正面から聞けませんので、これは私の推測ですが、Aさんにとって馬とは、

 

 見て、触って、撫でて、綺麗にして、爪切って、一緒に歩いて、時々、好きなように進む馬をその馬上で感じる。それで十分に楽しい。そんな存在なのではないかと思います。そこには、鞭や拍車はもちろんのこと、鞍や頭絡でさえも邪魔になる。そんな風に見えるのです。

 

 初めて乗った馬で軽々と3級とってくる人が、馬が好きで好きでたまらない人が、結局行きついた先は、馬に乗らないことだった。なにかの小説のような話ですね。

 

 ちなみに、前回紹介したBさんも、ほとんど乗らないのではないかと感じました。「とにかく、子馬を育てるのが好きなんです!」と言っていましたから・・・ 

 

 こうした馬との接し方は、ムツ牧場の対極です。「人を乗せられないような馬になったら、結局肉にするしかない。だから厳しくても、しっかり教えなければ!」 私もまったく同意見です。

 

 

 しかし、つい先日のことですが、数ヶ月ぶりにAさんと会った時、こんな話になりました。やはり馬を減らすべきでは、という話題からでしたが、

 

 「もし、どうしても馬を売らなければならなくなったら、どうする?」と聞いたところ、その答えは、

 

 「乗馬クラブに売るくらいなら、肉で売るかもしれない。だって肉になるまでのしばらくは、広いところでゆっくりのんびり、美味しいもの食べて過ごせる。その方が、馬にとっては幸せなのかもしれない。」

 

 この考え方に、私は同意はできません。でも、そういう考え方をするAさんのことは、少し分かるような気がします。

 

 

 実は私、ある程度Aさんの影響を受けています。私が一人でムツ牧場をフラフラしている時、多くはこんな感じです。

 

リュウ:「私、ここ、走りたいわ!」 私:「分かった分かった、いくべえ~!」

 

私:「おい、ここ走るぞ!」 リュウ:「え~っ、まあ仕方ないわ、じゃあチンタラね!」

 

 こんな感じだから、他の馬のペースに合わせることが出来ないのです。

 

 ああ、どうしようかなあ~?

 

 

 

 

 

 

 

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 こんにちは、リュウの父です。

 

 今日は日曜日。だからという訳ではありませんが、一気に書いてしまおうと思います。

 

 さて、Aさんの経歴について、とりたてて詳しく聞いたことはないので、間違っている部分がありかもしれませんが・・・

 

 もともと建築設計の資格をお持ちで、建設関係の会社で設計業務に携わっていたようです。その後、馬への想いからでしょう、おそらく乗馬クラブを併設した、馬の生産、飼育牧場での仕事に就きました。乗馬のインストラクターというより、厩務業務であったと思います。Aさんの馬に関する知見は半端なものではありませんが、それはこの頃に培ったものでしょう。

 

 40才前後で、単身北海道に移住した訳ですが、実は、それから現在に至るまで、どうやって生計をたてているのか良く分かりません。隣人のSさんは、私より長い付き合いのはずですが、「謎ですね~」。

 

 Aさんは、とても幅広い知識や技術、そしてなにより多くの人脈をお持ちです。建築物の設計施工や馬に関することはもちろんですが、酪農ヘルパー(酪農家が、たとえば家族旅行に出かけている間、代わりに牛の世話をする仕事)も出来ますし、農家が役所に提出する書類作りも行うようです。

 定職には就かず、様々な形態で収入を得ているではないかと思います。

 

 馬に要する経費ですが、多くの馬を養うための飼料は相当な量で、都市近郊の乗馬クラブでは大きなコスト要因だろうと思います。ただし、ここは北海道です。

 

 牛や馬の主食となる乾草ですが、実は採れた場所や時期によって、A~Cぐらいのランクがあります。大量のミルクを出す乳牛にはAランクが必要ですが、こうした栄養価の高い草はかえって馬には良くないそうで、Cランクで十分なのです。そしてこうした草は、酪農家にしてみれば、ひょっとしたら使わないかもしれない草なのです。

 Aさんは、幅広い人脈を生かして、相当安く、こうした乾草を入手しているのではないかと思います。

 

 とはいえ、Aさんの生活は贅沢とは無縁。オシャレしている暇もありません。日々、逞しく生きています。

 

 

 さて、ここで、もう一人の女性についても紹介したいと思います。この人の方が現実的かもしれません。

「Bさん」とします。 

 

 私がトレーラーハウスに住みはじめてからしばらくして、農協の車が庭先に止まり、一人の女性が降りてきました。

 

 「これ、トレーラーハウスですよね。どちらで作られたのですか? 住み心地はどうですか? あ、馬もいるんだ~!」 これがBさんでした。年齢は30才前後でしょうか?

 

 Bさんは関西出身で、数年前に移住してきました。目的は「馬と一緒に暮らす」ためです。Bさんの、夢を実現させるための作戦は、実に巧みです。よく考え付いたものだと感心します。

 

 Bさんは、なんと「牛の人工授精士」の資格を取得してから、北海道に乗りこんできました。そして農協に就職します。仕事場は、もちろん酪農家の牛舎の中です。

 

 ここからは想像ですが、Bさんは、仕事のたびに農場主に自分の夢を語ったのでしょう。農家にとっても人工授精士は大切な存在ですから、誰もが真剣に耳を傾けたのではないかと思います。そしてある時、

 

 「あっちの家はもう使っていないから、よければどうぞ。周りの草地も勝手にしていいよ!」

 

 北海道のこの地方では、家を建て替えるのに、古い家を解体して同じ場所に建てるなんてことはしません。とにかく土地はたくさんあるので、離れた場所に新しい家を建ててしまうのです。 

 

 こうしてBさんは、自分と馬の棲み家を一気に確保してしまいました。酪農家がすぐそばにいるのですから、乾草の確保も楽勝。除雪なども一緒にやってもらっているのではないと思います。

 

 トレーラーハウスに興味を持ったのは、おそらく借りた(買った?)家が大きすぎたのでしょう。もちろん老朽化もしているのでしょうが、無駄に大きな家は暖房費だけで大変です。どこにでも引っ張っていけるトレーラーハウスは、こうした時にとても便利です。Bさんは今、馬2~3頭と暮らしているはずです。

 

 さて、次で最後にしますが、どう伝えればいいのか少し難しいテーマになります。

 

「馬にどう接するべきなのか? 馬に乗るとはなんなのか? 馬の幸せってなんだ?」 を、Aさんがどう考えているかを、紹介してみたいと思います。

 

 

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 こんにちは、リュウの父です。

 

 暑いですね~~! あ~~、もう北海道が恋しくなりました。

 

 で、続きです。

 

 Aさんは、(私に言わせれば)荒野の一軒家に住んでいます。周りは原野と農地で、農地の作物はデントコーン。飼料用のトウモロコシですね。当然秋には刈り取りますので、そのあとは四方八方が荒野のようになります。風避けになる立木は一本もありません。で、そこに住む動物たちのこと。

 

 4匹の犬は、ボーダーコリー系と芝系(いずれも純血種ではありません)なのですが、どれも素晴らしい犬です。私も犬飼ってそこそこ長いので、目を見ればどんな境遇にいるかだいたい想像できますが、この4匹は目が輝いています。

 

 それもそのはず、リードなんか付けていません。多分、リードなんか一つも持っていないと思います。まったくの放し飼いですが、とてもよく躾られていて、家の周辺にバリアーでもあるかのように、一定の範囲からは出ません。でも、Aさんが「よし!」と合図すると、ダダダ~と荒野を駈け廻ります。そして「戻れ!(来いだったかな?)」の一言で、どんなに遠くにいても走って戻ってきます。

 

 また、合図一つで、実に様々な芸をします。何と言いましたか、犬の障害物競走のような競技がありますよね。この犬なら、ノーリードで出場しても、相当の好成績を収めるのではないかと思います。

 

 そして馬。サラブレットが一頭の他は、クオーター系の少し小柄な馬ばかりですが、これがまた素晴らしく人なつっこい。人を噛むとか足を上げるなどという世界とは、まったく別世界の馬と言えるでしょう。(Aさんは足上げますが・・・) それに今、子馬が二頭かな? これはまた、当然可愛いです。

 

 そしてどの馬も、Aさんが手ブラシでゴシゴシすると、デロ~ンと鼻延ばして目をうっとりさせます。

 

 

 と、ここまでは夢のような話なのですが、現実は厳しい!

 

 まず、放牧地が狭すぎます。よく言われることですが、乳牛一頭を放牧で飼うには1ヘクタールの草地が必要とのこと。これを馬にも当てはめれば、10頭の馬を飼うには10ヘクタールが必要です。

 

 でも、Aさんの放牧地はたったの数千平方メートル。当然地面はヒズメで踏み荒らされ、雨でも降ればドロンコ状態でしょう。囲いも牧柵ではなく、バラ線と電牧の混合のようなもので、お世辞にも美しいとは言えません。これは、Aさんが「仮住まい」と考えているせいです。

 

 そしてなにより凄いのは、当のご本人の住居。

 

 本人はこれを読まないと信じて率直に書きますが、「ひどいボロ家」です。私には、あそこに住む自信はありません。吹雪の時なんか、いったいどうしているのか想像もできません。

 

 「タダ当然で借りているから、しょうがないのよ~ あっはっは!」 とAさんは笑い飛ばします。

 

 そういえば、Aさんは寒さに強いようで、冬でも(見た目は)薄着です。足元はいつもブーツか長靴。手袋しているとしたら軍手か皮手。カッパのようなものを着ていることが一番多いと思います。

 

 少し話がズレました。

 

 Aさんの狙いは、離農した農家から、広い放牧地付きの母屋を、格安で買うか借りるかすること。でも、さすがにこの条件では、なかなか良いところが見つからないようです。

 

 「馬の数をグンと減らしたらどうなの?」 と聞いたことがあります。Aさんの返事は、

 

 「ダメなの、毒飲んじゃったから・・・」

 

 どうも、たくさんの馬を飼わずにはいわれなくなる、そんな毒が世の中にはあるようです。

 

  続きます・・・

 

 

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