川口 あそびと読書の連絡協議会-2/5報告② | 小学校での読み聞かせ活動記録

川口 あそびと読書の連絡協議会-2/5報告②

2/5の勉強会では、6~8人のグループに別れてディスカッションを行いました。


私が入ったグループは、代表をしている人が2人。


保護者として読み聞かせに参加している人が2人。


父親の読み聞かせボランティアが1人。


地域ボランティアとして読み聞かせに参加している方。


乳幼児保育サークルを始めたばかりの主催者。


以上の7名でした。



今回の勉強会は、いつもの倍近い人数で、150名以上いたと思われますが


男性参加者は3人でした。地域ボランティアが2人、保護者が1人です。


私の属したグループは様々な方が集まったバランスの良いグループだったのです。


思っていた以上に参考になる意見がたくさん出ました。


ランダムに覚えている限りを書き出しておきます。



【Aさんの自己紹介】


私は、○○小学校の読み聞かせボランティアの代表をしています。


うちの学校では、ボランティアは草むしりなどの学校美化や昔遊び


読み聞かせなどすべてを一括して行っています。


ですから、ボランティアをしたいという人の中から、読み聞かせができる人が


読み聞かせをしているのです。


読み手が非常に少ない上、低学年の保護者の参加がなく


今後は先細りになりそうで心配しています。


学校側は、外部の人が入るのは好ましくないという意向なので


地域の人の手を借りるわけにもゆきません。


しかも、最近は図書整理もお願いしたいという要請も来ています。


少数のボランティアに負担がかかっているのが現状です。



【Bさんの自己紹介】


私は、4人の子どもの父親です。


たくさんのことを学ばせてもらった恩返しに


読み聞かせボランティアに参加する決意をしました。


思うことはたくさんありますが、一番気になっているのは


父親の参加が少ないことです。


子育ては母親だけでするものではありません。


男性が参加し易いように行政に働きかけるべきだと考えます。



【Cさんの自己紹介】


私は地域から参加しているボランティアです。


小学校では、定期的に勉強会や反省会をしています。


常駐する学校司書さんや担任との連携もとれています。


最大の課題は、これまでの活動をまとめた冊子作りです。


各家庭に配布したり活動のマニュアルになるのではないかと


考えています。



【Dさんの自己紹介】


私は△△小学校の読み聞かせボランティアの代表をしています。


大きな小学校なので、全員が一致して勉強会をすることができません。


選書係が決めた絵本や作品を会員が選んで読み聞かせをしています。


忙しい人が多いので、なるべく負担が少ないようにしているのですが


それでも参加者が足りないので地域の方の協力を仰いでいます。


同じ日の同じ学年には、同時に同じ作品を使うので、


冊数の揃った絵本しか使えないという制約があるので


選択すべき作品の幅か狭くなっています。


また、登録会員数が多いので、意見の一致が難しく


機動力に欠けるところがあることは否定できません。


また、非常に旧い小学校なので全般的に古い施設ばかりです。


図書室は特に汚く、蔵書も古いものが多いため


図書整理は書くことが出来ないボランティア活動ですが


人が集まらないため、思うようにはかどらないのが悩みです。



【Eさんの自己紹介】


私は、乳幼児保育サークルの主催者です。


サークルでも絵本を読もうと思っているので


勉強させて頂きたいと思っての参加です。


また、預かったお子さん達がどういう風な


学校生活を送るのかも興味があります。



似ている内容の自己紹介は割愛しました。


そして、自己紹介と抱えている問題に対して様々な意見が出ました。


覚えている限り列挙してみます。



川口市内に専任の学校司書のいる学校があるとは知らなかった。


全校に司書を配置して欲しい。


同じ市内の学校なのに読書活動に大きな差があるのはおかしい。


父親の定期的な読み聞かせの参加は理想論だと思う。


地域ボランティアの参加が活動の成否を決めると思う。


学校側の意向を受け入れるようにしないと活動がやりにくくなる。


学校の要望を何でも聞くと無料の小間使いになってしまう。


学校長が変わる時が、活動内容の変更を申し出るときだ。


読み聞かせは、子どもとのコミュニケーションツールだ。


大切なのは子どもと楽しみ接することだ。


選書が難しく、時間がかかってしまう。


熱心に勉強会をする人とそうでない人との温度差がある。


乳幼児期の読書体験が児童期の読書体験に大きな影響を及ぼすと思う。


読み聞かせをしても子どもたちがすべて読書好きになる訳ではない。


物語の長短や内容をバラエティー豊かにするのが難しい。


集中力がついてくるのが目に見えて判り、手ごたえを感じる。



いつも言っていることと同じようなことがたくさん出ました。


始めたばかりの暗中模索をしている小学校の代表さんは


たくさんの貴重な意見が聞けたし、これからの参考になると


言っていました。


既に何年も活動をしている方は、意外な考え方に感心したり


これからの方向性の軌道修正を考えたりしたようです。


私も、みんなちがって みんないい と思いました。


各学校で出来る範囲のことを出来るだけ、


長く続けることが大切なのです。


今回の勉強会はほんの小さな出発点です。


これからどうなってゆくか主催者任せではなく


各自が積極的に関わってゆく必要があるでしょう。


出来る事や出来る範囲が拡がってゆくことが目標ですね。