糖質制限食に関する誤った情報が拡散されている件に関して
糖質制限食に関して。
「糖質」に関して、誤った情報がFacebookから発信されていました。
これに対して、2000人以上の方が「いいね!」を押しており、さらに多くの方に情報が拡散されていて驚きました。
料理には社会を変える力があります「白米と糖質の関係」について9月7日投稿記事
完全に、白米が悪者にされています。
Facebookに私の見解を投稿しました。
同じものを下記に示します。
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「糖質」に関して、誤った情報がFacebookから発信されていました。
これに対して、2000人以上の方が「いいね!」を押しており、さらに多くの方に情報が拡散されていて驚きました。
料理には社会を変える力があります「白米と糖質の関係」について9月7日投稿記事
完全に、白米が悪者にされています。
Facebookに私の見解を投稿しました。
同じものを下記に示します。
栄養学的に誤った情報に対して2822人ものいいね!がついており、これがさらに多くの方に拡散されていることに大変驚きました。
これをうのみにして「ご飯は悪者だから一切食べない」などと実行してしまう人が出てくる危惧を感じました。
白米1杯を12個分の角砂糖に換算しておられますが、総称で「糖質」と述べられるものには下記のような種類があり、“質”の異なるものに対して“量”だけを単純比較し、いっしょくたに議論することはできないはずです。
1、単糖類
ブドウ糖や、果物に含まれる果糖など=糖をだんごにたとえると、1個の状態。消化吸収に優れています。
2、二糖類
ショ糖、乳糖など=糖をだんごにたとえると、2個のだんごが連なった状態。2つのだんごが切り離され、1つのだんごに分解されてから、消化吸収されます。切り離す役割を果たすのは酵素です。ショ糖は、砂糖の主成分です。
3、多糖類
これをうのみにして「ご飯は悪者だから一切食べない」などと実行してしまう人が出てくる危惧を感じました。
白米1杯を12個分の角砂糖に換算しておられますが、総称で「糖質」と述べられるものには下記のような種類があり、“質”の異なるものに対して“量”だけを単純比較し、いっしょくたに議論することはできないはずです。
1、単糖類
ブドウ糖や、果物に含まれる果糖など=糖をだんごにたとえると、1個の状態。消化吸収に優れています。
2、二糖類
ショ糖、乳糖など=糖をだんごにたとえると、2個のだんごが連なった状態。2つのだんごが切り離され、1つのだんごに分解されてから、消化吸収されます。切り離す役割を果たすのは酵素です。ショ糖は、砂糖の主成分です。
3、多糖類
穀類の白米などに含まれるでんぷん、グリコーゲンなど=たとえていえば、糖のだんごが連なった状態。構成する糖の単位が、数百から数千個、結合しています。したがって、3つの中で、最も消化吸収に時間がかかります。
同じ糖質とはいえ、白米と角砂糖では、糖の種類が異なるため、単純に糖質の量だけで比較はできません。
単純に「物質」「栄養素」として、糖質の量の比較はできるでしょうが、それが身体に入ってからの働きが異なります。
砂糖に含まれる栄養素は、そのほとんどが糖質で、エネルギーはあるものの、ビタミン・ミネラルなどがほとんど無いため、「エンプティカロリー」と称されます。
そのような角砂糖とは異なり、白米には、糖質だけではなく、タンパク質やビタミン類も含まれています。
健康な人が、糖質を極端に制限すれば、本来、筋肉や皮膚などを作るのに使われるタンパク質などがエネルギー源として消費されてしまいます。
参考文献として、YouTubeの映像がはられているのも驚きです。
YouTubeは「文献」ではありません。学術誌などで、複数の査読者の査読を受け、掲載されたものを引用するのが一般的には「参考文献」と呼ばれます。
映像の内容は「病態栄養」ですが、世の中の人すべてに「病態栄養学」が当てはまるわけではありません。
病態の人には、もちろん、その患者さんごとにあわせたレベルで糖質を制限することも必要でしょう。でも健康な人へ向けた栄養学とは異なるはずです。
健常人に関する糖質摂取についての個人的な意見は、「摂取し過ぎてもしなさ過ぎてもだめ」ということです。
極端に寄り過ぎるのはよくない。多くの人が、報道や、偏った情報に振り回され過ぎです。
メディアリテラシーを持つこと。
専門家の意見を得るときも、一人の意見ではなく、複数の意見を総体的に分析して判断すること(メタアナリシス)。
何か1つの食品だけを食べて健康的に痩せることも若返ることもありえません。
あなたの命がかかっている食生活を、あなたのことを知らない誰かに振り回されるのは、もうやめましょう。
自分のこころやからだに問いかけて、何を欲しているかを問いかけて食べましょう。
同じ糖質とはいえ、白米と角砂糖では、糖の種類が異なるため、単純に糖質の量だけで比較はできません。
単純に「物質」「栄養素」として、糖質の量の比較はできるでしょうが、それが身体に入ってからの働きが異なります。
砂糖に含まれる栄養素は、そのほとんどが糖質で、エネルギーはあるものの、ビタミン・ミネラルなどがほとんど無いため、「エンプティカロリー」と称されます。
そのような角砂糖とは異なり、白米には、糖質だけではなく、タンパク質やビタミン類も含まれています。
健康な人が、糖質を極端に制限すれば、本来、筋肉や皮膚などを作るのに使われるタンパク質などがエネルギー源として消費されてしまいます。
参考文献として、YouTubeの映像がはられているのも驚きです。
YouTubeは「文献」ではありません。学術誌などで、複数の査読者の査読を受け、掲載されたものを引用するのが一般的には「参考文献」と呼ばれます。
映像の内容は「病態栄養」ですが、世の中の人すべてに「病態栄養学」が当てはまるわけではありません。
病態の人には、もちろん、その患者さんごとにあわせたレベルで糖質を制限することも必要でしょう。でも健康な人へ向けた栄養学とは異なるはずです。
健常人に関する糖質摂取についての個人的な意見は、「摂取し過ぎてもしなさ過ぎてもだめ」ということです。
極端に寄り過ぎるのはよくない。多くの人が、報道や、偏った情報に振り回され過ぎです。
メディアリテラシーを持つこと。
専門家の意見を得るときも、一人の意見ではなく、複数の意見を総体的に分析して判断すること(メタアナリシス)。
何か1つの食品だけを食べて健康的に痩せることも若返ることもありえません。
あなたの命がかかっている食生活を、あなたのことを知らない誰かに振り回されるのは、もうやめましょう。
自分のこころやからだに問いかけて、何を欲しているかを問いかけて食べましょう。
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