Midnight-Jab =除闇= 39話「前日・・・」
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◆前回までのあらすじ
除闇の中学時代の親友、黒鴉ケイジ。10年以上昔に彼の母親は誘拐されてしまった。
黒鴉ケイジは、その件で10年以上も恨み続け・・・ついに復讐を決行した。
-蝶- による、帝國に対する一斉攻撃である。
除闇は、黒鴉の10年以上昔の事件を探る為、各帝国の拠点から情報収集活動を行い始めた。-蝶- と帝國の争いは日増しに悪化する。
除闇は、戦いの中、退魔師としての力を持つ魔封環を失う。
新たな、武器を手に入れる為にハランデイイ寺へ向かう。
除闇は、新しい退魔の指輪を会得する為に
jab利休により・・・新たな試練を受ける事になる・・・
その試練とは・・・
jab利休の放つ大型モンスターの首を7日間で最低一つ跳ねるというものである。
キャラクター紹介
コードネーム
除闇(ジョアン)または、退魔師J(タイマシジェー)。
本名
邪武乃タロウ(ジャブノタロウ)
種族:人間
HP1400(通常時)
※退魔術発動でHPは変動する。
弐式発動時上昇し・・・分身使用時減少する。
コードネーム
Glass sun my heart(グラスサンマイハート)略してGlass sun(グラサン)
呼び名:恋華、中尉、お嬢・・・とイロイロある。
本名
殺戮型アンドロイド(通称killシリーズ)0047号機。略してkill-0047。
種族:アンドロイド
HP????????
※銃で撃たれても死なないターミネーターのHPと同じくらいです。
コードネーム
jab(ジャブ)
本名
邪武乃利休(ジャブノリキュウ)
種族:人間
HP????????
※ピザを食べると増続けます。お腹がすくと少し減りますw
Midnight-Jab =除闇=
-the Butterfly-
40話「除闇vsヤマタノオロチ」
◆本編
早朝・・・・ハランデイイ寺付近の丘で・・・
jab利休がとっても、張り切っていた☆
朝には、めっぽう弱い除闇は眠たい状態で目をこすっていた・・・
グラサン中尉は、その様子を見ながら若干心配そうであった・・・
本日は、除闇の新しい魔封環を会得する為に、jab利休の召喚する大型モンスターと決闘し・・・最低でも一週間以内に首を一本取らなくてはならないのだ・・・
jab利休は、昨日大型モンスターの似顔絵を描き・・・
さぁ・・・このモンスターの対策を立てて来い・・・と事前に情報を出したつもりだが・・・その絵は決して上手なモノではなく・・・そのモンスターの絵からは、特徴を捉えることは出来なかった。
jab利休
(うん☆・・・僕が、昨日モンスターの似顔絵を描いたから・・・ちゃんと予習は出来てるハズだ!)
モチロン、除闇もグラサンも・・・予習は出来ない・・・
jab利休
「さぁ・・・いくぞ!除闇!」
除闇
「いきなりっスか・・・・」
jab利休は、両手を高速の速さで印を結んだ・・・・
グラサン
「・・・・・・・・・・あれは・・・一体何の術だ・・・」
除闇
「あれは・・・忍が、行う精神統一に使う・・・九字護身法だ・・・。」
グラサン
「九字護身法・・・・?」
除闇
「九字護身法とは・・・合計9つの文字を唱え・・・神仏を現す形を両手で結び合わせる物だ・・・
普賢三摩耶印(ふげんさんまやいん) 仏格:毘沙門天 神格:天照皇大神
「臨」と唱え、左右の手を組み、人差し指を立てて合わせる。
大金剛輪印(だいこんごうりんいん) 仏格:十一面観音 神格:八幡神
「兵」と唱え、左右の手を組み、人差し指を立てて、中指をからませる。
外獅子印(げじしいん) 仏格:如意輪観音 神格:春日大明神
「闘」と唱え、左右互いに中指・人差し指をからませて伏せ、親指・薬指、小指を立て合わせる。
内獅子印(ないじしいん) 仏格:不動明王 神格:加茂大明神
「者」と唱え、左右互いに中指で薬指をからませ、人差し指を立て合わせる。
外縛印(げばくいん) 仏格:愛染明王 神格:稲荷大明神
「皆」と唱え、左右の指をそれぞれ外に組み合わせ、右手の親指を外側にする。
内縛印(ないばくいん) 仏格:聖観音 神格:住吉大明神
「陣」と唱え、左右の指を互いに内に組み合わせて入れ、左の親指を内に入れる。
智拳印(ちけんいん) 仏格:阿弥陀如来 神格:丹生大明神
「裂」と唱え、左四指を握り、人差し指のみを立てて、右手で握る。正式には左手の食指を立てそれを右手で握る。右の親指は中に入れる。
日輪印(にちりんいん) 仏格:弥勒菩薩 神格:日天子
「在」と唱え、左右の親指・人差し指の先を付け、余った四指は開く。
隠形印(おんぎょういん) 仏格:文殊菩薩 神格:摩利支天
「前」と唱え、左の手を握り、右の手を上へ寄り添わせる。
この九つ印を結び唱えていくものだが・・・・」
グラサン
「・・・・・・・・詳しいな・・・」
除闇
「まぁ・・・これでも、退魔師だからな・・・仏門学や、神仏学も一通り学んだ・・・それより、利休さん・・・だんだん、印の結ぶスピードが上がってる・・・しかも、顔がマジだ・・・」
jab利休
「臨兵闘者皆陣烈在前臨兵闘者皆陣烈在前臨兵闘者皆陣烈在前臨兵闘者皆陣烈在前臨兵闘者皆陣烈在前臨兵闘者皆陣烈在前臨兵闘者皆陣烈在前臨兵闘者皆陣烈在前
臨兵闘者皆陣烈在前臨兵闘者皆陣烈在前臨兵闘者皆陣烈在前臨兵闘者皆陣烈在前臨兵闘者皆陣烈在前臨兵闘者皆陣烈在前臨兵闘者皆陣烈在前臨兵闘者皆陣烈在前・・・・」
除闇
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
除闇は、少し悪寒を感じて、尻餅をついてしまった。
グラサン
「除闇・・・戦う前に負けてどうする・・・・」
除闇
(マズイ・・・今の俺は、魔封環抜き・・・でどうやって・・・この恐ろしいものに対抗するんだ・・・)
jab利休
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
jab利休の足元から、龍の首が・・・一本、また一本・・・と次々に現れた。
グラサン
「・・・・・・首が9本・・・コイツは、ヤマタノオロチか・・・マズイな、今の魔封環無しの除闇の総合戦闘力より、10万倍はあるぞ・・・」
除闇
「10万倍って・・・・これ、負けフラグじゃん・・・」
除闇 HP1400
「オイオイ・・・勘弁してくれよ・・・・」
グラサン
「あぶない!除闇・・・」
除闇は、戦闘開始早々・・・ヤマタノオロチの炎を喰らい・・・
除闇 HP 0
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
jab利休
「ありゃ・・・・思ったより、総合戦闘数値に差があったねw・・・・とりあえず、恋華ちゃん・・・このお水をかけてあげて!」
jab利休は、水の入ったペットボトルをグラサン中尉に渡した。
グラサン
「これは?」
jab利休
「月光蘇生水(ムーンアトウォーター)w」
グラサン
(そ・・・そんなチートアイテムを隠し持ってたのか・・・)
月光蘇生水の力で、除闇は息を吹き返した・・・
除闇 HP 800
「お・・・生き返った・・・」
jab利休
「さぁ!頑張ってコイツを一週間で首を跳ねなさい!まぁ・・・今回だけ、一撃でオマエやられちゃうから・・・無限に蘇生してあげるよw」
除闇 HP 800
「無限に蘇生って・・・なにそれ・・・チートじゃん!」
jab利休
「今回だけは、特別味方するわー・・・でも、月光蘇生水は・・・今回だけね・・・今後は、チカラは貸さんぞーw」
除闇 HP 800
「いやいや・・利休さん・・・いくら俺でも、無限に生き返れるなら、一週間以内にコイツを倒すの楽だぜ?」
jab利休
「ほぉ・・・言ったな?その言葉二言は許さんぞーw」
除闇 HP 0
「・・・・・・!!」
除闇は、会話中に雷を落とされまたも・・・倒れて、月光蘇生水で蘇った。
除闇 HP 800
「・・・・・・・ち・・・油断した・・・だが、何度でも復活できるなら・・・」
除闇は、近づこうとしたり、遠くに間合いを空けたりと・・・移動しているが、移動中にヤマタノオロチによる攻撃を喰らう事で、一撃でアウト。
グラサン
「マズイな・・・・除闇・・・完全に詰んだな・・・」
詰んだとは・・・攻める事も逃げる事も出来ない、将棋のから産まれた言葉である。
つまり・・・今の除闇は、打つ手が無いのだ・・・
除闇
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
流石に、1時間程戦闘をしたが・・・圧倒的な差に打つ手が無い事は承知した除闇は・・・グラサン中尉を横目で見た。
グラサン
(あぁ・・・引き際は大事だ・・・今は、勝てん・・・今日はここまでだな?)
グラサン中尉も、除闇を見た。
除闇は、頷いた。
jab利休
「ほぉ?もぉ・・・諦めるのか?無限に蘇生出来るという事は、ある意味不死身だぞ?勝てるんじゃないのか?・・・少し、休憩したら、また再戦してもいいぞ?」
除闇は、首を横に振った・・・・
グラサン
(あぁ・・・解ったている・・・お前もただ、やられていた訳じゃないんだろ?・・・その目を見れば解るさ・・・)
jab利休
「どーした?今日は終わりか?」
除闇
「利休さーん・・・・今日はこの辺で辞めとくよー・・・」
除闇は、また、グラサン中尉に顔を向けた。
グラサン
(合図等しなくても・・・解っているさ・・・・)
jab利休は、再びヤマタノオロチを封印する為、印を結んだ・・・
今度の印は、早九字護身法・・・・先程両手で、複雑な印の結びと違い・・・
右手を刀に、左手を鞘に見立て、縦4回、横5回に空を切る動作を行った。
パット見、十字を書いているだけも見えるが・・・正確にマス目を指でなぞっている。
グラサン中尉は、除闇の方を向き頷いた。
グラサン
(除闇・・・ワタシの出来る事はやったぞ・・・後は、オマエが頭を使う番だ・・・)
除闇は、拳をギュっと握り・・・
その手をポケットに入れた。
グラサン
(確かに、力や体力では勝てない・・・だから頭を使う・・・・力や頭で勝てないなら、声を出す・・・仲間を助け合う・・・どんな状況下でも、自分がその時出来る事を考えてやる・・・そうだろ?除闇?)
一見漂々としているが除闇だが・・・jab利休に負けず劣らずの悔しがり屋の除闇・・・そんな除闇が握った拳を目にしたグラサン中尉は、除闇の顔へ目をやると、除闇の口元は少しだけ笑った。
除闇はモチロン諦めてはいないのだ。
除闇は、初日に1時間ヤマタノオロチと戦闘をしてから、2日目以降は戦闘を避けた。
jab利休
「さぁ・・・はよ!はよ!今日もヤマタノオロチに挑戦だ!」
jab利休
「どうした・・・・何度でも挑戦するのじゃないのか?」
jab利休が、ヤマタノオロチへの挑戦を促すが・・・除闇は一向にやろうとしない・・・
3日、4日、5日・・・・そして6日がたった。
jab利休
「おい・・・除闇もう6日が経ってしまったぞ!」
除闇
「あ・・・・いっけねー・・・結構時間たつの早いな・・・・」
jab利休
「おい・・・・流石にダメでも挑戦しろよw」
そして7日目の朝・・・・
ここに、除闇が再び・・・ヤマタノオロチに挑戦を挑んできた・・・
除闇は、まだ初日に1時間しか戦っていない・・・
2~6日を全て戦闘放棄したのだ・・・
jab利休
「・・・・・・・・オイ・・・息子よ・・・最終日だぞ・・・w」
つづく
次回 逆襲の除闇??
スサノオ作戦??
除闇
「あぁぁぁぁぁ・・・・酒・・・・勿体無い・・・」