家に着くと、すぐさまケイは
彼女が濡れた体を乾かす為に
キルが風呂に入り、着替えるのを待ち、
一目散にベットに寝かせた。
ぴと。
おでことおでこがくっつく。
「やっぱり下がらねーな・・・。雨の中居たのが悪いのか?
ちょっと待ってな、キル。」
ケイはそう言うと、ベットを下り、1階へ下りていった。
:・・・毎年のことなのに。それ以外って上がってる気がする。
それは気のせいじゃない。
好きな人と暮らしてる日常が幸せな熱を帯び、
彼の顔を見るだけで
頭がぽやーとぼやけることがしばしば。
恋する乙女はいつもそう。
数十分後、再びケイは部屋にやってきた。
「キル~。」
嬉しそうに彼はそう言いながら部屋にはいる。
だけど、彼女はぐっすりと寝ていた。
「・・・なんだ。寝てるのか。ま・・・いいか。」
ケイは何か鍋のようなモノを持っていたが
それを自分の机に置いて、ベットへあがる。
すこやかに眠る彼女の髪の毛を撫でるように触る。
「キル・・・治るまで居てやるからな?
去年は1人にしてごめんな。」
眠った彼女をじっと見つめたまま彼は動かなかった。
学校も仕事も行かなかった。
ーーー・・・
時は過ぎ、外は暗くなった頃、お腹が空いたのか
キルは眼を覚ました。
「・・・・。」
ケイはキルのお腹あたりを枕にしたように
頭を伏せ、眠っていた。
:え~っと・・・
キルはそれを押し出すようにどかし、ベットを下りる。
その時、いい香がただようのを感じた。
振り向くと、そこにはケイが置いた鍋があった。
開けてみると、そこには具沢山のおかゆがあった。
ぐーーー・・・
香と何も食べてない気力からか、
キルのお腹はなってしまった。
「たべちゃお。」
キルはそこにあったお玉をすくい食べ始めた。
数分後、ゆっくりであるが、キルは全て食べ終わってしまった。
再び寝ようと、布団の中へ入ろうとしたとたん、
ケイが眼を覚ました。
きらレボ2次小説。宙人君メイン金曜限定
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