明日は修学旅行なのだが・・・


2人はその準備におおわれていた。


眼鏡の王子様「キル、はい、タオル。

俺の汗がしみこんでるやつ・・・・・。

これで俺が居なくても、人形なくても、ぐっすり寝れるだろ?」


ケイはキルに青いタオルを渡した。


キルは母が死んだ日から、寂しくて寂しくて


母から貰った人形ないとぐっすり寝れないのだが


なぜか、ケイと一緒だとすこやかに寝てしまうという・・・。


眼鏡姫君:ブルーガ君の汗がしみついたタオル・・・


眼鏡姫君「うん・・・。」


キルはぎゅっとタオルをにぎる。


それから、キルの声が聞えなくなったもんだがら、


ケイは声をかけると、キルはスヤスヤと眠っていた。


眼鏡の王子様「・・・変な寝言聞かれなきゃいいけど・・・

困った、姫だこと。」


眼鏡の王子様:安心する・・・か。


ケイはキルをぎゅっと抱きしめた。


行き先は奈良。2泊3日である。


眼鏡の王子様「キルと一緒にいきてーなあ。」


ルルス「ケイ、あんまり口すべらすなよ?」


王子ということは秘密にしておきたいのが本心。


なのだが、


眼鏡の王子様「で、でも視線がだよな・・・王子の時なら、あ~~っ!」


ルルス:お前を見てるとむなしいぜ・・・

恋としらねぇのが痛いたしい・・・


ケイは悔しそうにキルを見つめる。


その時、マイら、ケイにかけよってくる野蛮が声をかける。


マイ「ケイ、一緒に行こう!!」


宿に着くまでが自由行動。


眼鏡の王子様「はいはい。」


ケイはそう言うと、野蛮らについて行き、


キルとは逆の方へ歩いていってしまった。


眼鏡姫君:ブルーガ君、あっち行くんだ。ぼ、僕には関係ないか


離れていく2人の距離。


遠くからしか見つめることしか出来なかった。


よそみをしながら、ケイを見てるのか分からないが


キルはいつものように地面にこけてしまった。


眼鏡姫君「へぶっ!」


ナナ「キル、平気?」


眼鏡姫君「うん・・・。」


ナナ「よかった~」


眼鏡姫君:でも、カメラのレンズ・・・割れちゃった


それから宿についた。


「ここが宿泊先の旅館かあ~ってここ

闇勝グループのところじゃないの?」


眼鏡姫君:闇勝グループ?グレープ?ぶどうかな?


眼鏡姫君「・・・ナナ。闇勝グループってなに?」


ナナ「え!?キル、超有名な会社なんだよ!?」


世界中の70%以上を占める大企業闇勝グループ


ほとんどのものは闇勝の中小企業から作られていると


いっても過言ではない。


姫や王子が通ってると噂されている闇勝学園や事務所も


その内の1つに入る。


そんな闇勝の1人息子がケイだなんて王子の正体を知る


ルルスやナナさえも知らない。


眼鏡姫君:すごいお金持ちってことなのかな?



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