$闇を照らす月夜に導かれて-SHIPS×SHIPS

せーじ

笑顔のせーじ「ひろくん♪」


ひろと

照れる宙人「わぁ、なんだよ、抱きつくなって。

つーか、せーじ・・・機嫌直ったのか?」


せーじ

照れるせーじ「なんのこと?僕ね、ひろくんと今、キスしたい♪」


ひろと

照れる宙人「お前は突然すぎるんだよ!キス・・しねぇよ!」


せーじ

照れるせーじ「じゃあ・・・デートしよ、デート!!」


ひろと

照れる宙人「あのなあ・・・デートっていうのはなあ。」


せーじ

照れるせーじ「好きな人同士がするんでしょ?

僕とひろくんはキスした仲!うん、決まり!デートしよ!!」


ひろと

照れる宙人「ちょっ・・・そんなヒマあるわけねぇだろ!」


せーじ

照れるせーじ「デートはしてくれるんだ♪ひろくん、大好き!」


ひろと

照れる宙人「・・・んっ!?ちょ・・・っ!せ、せーじ・・・

いきなりキスは反則すぎだから・・・。」


ひろと

照れる宙人(くそっデートの事もキスも拒めない・・・・自分が腹が立つぜ。

好き・・・俺がせーじに対する好きはその好きじゃないって

想いたいのに・・・。体が流されてるーー)


せーじ

照れるせーじ「えへへ。ひろくん、やっぱり可愛い♪

絶対にきらりちゃんには渡さないからね?」


ひろと

宙人「きらり?なんできらりが出てくんだ?

と、とと・・・きらり来てたのか!?」


きらり

笑顔のきらり「だって、今日2回戦発表の日だもん。」


ひろと

照れる宙人「そうだな。ってきらり、なんだそれ?何か落としたぞ?

ん?なんだこりゃ?ぞうきんか?にしてはボロボロだな」


せーじ

笑顔のせーじ「やだなぁ、ひろくん。これがぞうきんだなんて、

ぞうきんに失礼だよ?」


きらり

笑顔のきらり「もー、2人とも何言ってるの?それは家庭科で作った

あたし特製メイクポーチだよ?

ちなみにそのハートがポイントなんだ♪」


ひろと

照れる宙人「えええ?キノコじゃなくて!?」


村西社長

村西社長「きらりちゃん、2回戦の案内所が届いたよ。

第2回はファション対決、手作りの衣装で対決いたします。」


きらり

きらり「え?手作り衣装対決!?」


ひろと

怒りの宙人「どーすんだよ!お前、絶対裁縫のセンスゼロだぞ!」


きらり

ショックなきらり「そうだった・・あたし、家庭科の成績、いつも-5だった。」


せーじ

笑顔のせーじ「わぁ。」


ふぶき

藤堂ふぶき「オーホホホっ!」


きらり

きらり「あ。」


ひろと

宙人「なんで、ふぶきがうちの事務所に来るんだ?」


ふぶき

藤堂ふぶき「決まってますわ!ひろとさんに会いに来たんですわ。

と、言いますか、2回戦聞きまして?」


ひろと

照れる宙人(なんだ?一瞬、せーじから冷たい視線が?)


きらり

笑顔のきらり「あ、うん。手作り衣装対決だよね?」


ふぶき

藤堂ふぶき「わたくしってこう見えても、店で売ってる服では

似合わないでしょう?ですから、自分で作ってるの。

今着てるドレス自分でデザインして作りましたのよ。」


せーじ

せーじ「これ、全部・・・?」


きらり

きらり「・・・・す、すごいねぇ。」


ふぶき

藤堂ふぶき「ところで、月島さん?その手にもってる、

きたならしい、ぞうきんは何かしら?」


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