校外学習から数日後・・・。


黄色髪で眼が青色のアレクと似てるけど


八重歯がない、男、アラタがいきなりケイにこう言った。


アラタ「ケイ、眼鏡ちょっと外してくれない?」


眼鏡の王子様「は?」


キルの前に座ってるケイ。


キルはカメラのレンズを拭きながら会話を聞いていた。


眼鏡姫君:眼鏡・・・外したところ見たことないや


アラタ「水泳とかで外すたびに思うんだけどさ?」


眼鏡の王子様「・・・・。」


眼鏡の王子様:王子に似てるってか、本人なんだが・・・


ケイの前に座ってるルルスが体をケイの方に向け、


耳元にこうささやいた。


ルルス「チャンスじゃねーの?意地でも気づくだろ?」


眼鏡の王子様:一緒に住んでても気づかねーのに・・・・


眼鏡の王子様「わかったよ、たくっ」


そういいながら、ケイは眼鏡を外す。


外したケイの姿にクラス中がわめく。


眼鏡姫君:見て見たいな・・・けど・・・向くわけないよねぇ・・・


そんなガヤの声も無視し、ケイは後を向く。


笑顔の王子様「どうよ、キル?」


眼鏡姫君:お・・・王子にそっくり!!

あ、いや王子がブルーガ君にそっくりで・・・・あ、あれ・・・?


キルは顔を真っ赤にし、頭から煙が出る。


頭が混乱しすぎて倒れこんでしまった。


びっくり王子様「キル!?」


ケイは急いでキルを抱え込み、保健室へ連れて行く。


お姫様抱っこしているケイの姿に皆がわめく。


サクラ「ブルーガ君があんなに王子に似てるなんて・・・でも」


マイ「ケイ・・・なんで・・・」


眠ったキルを保健室に運ぶまでの道のり、


いじられてるキルを運ぶ姿はまるでーーー・・・


恋をしてる君のよう。


眼鏡の王子様「あ・・・キル。気がついたみてぇだな。

お前、倒れたんだぞ?」


キルは目を覚まし、体を起こす。目の前にはケイの姿。


眼鏡の王子様「まったく・・・何を思って倒れたんだか・・・」


眼鏡姫君:え?・・・一体誰が運んだんだろ?


彼の目線を合わせるのが恥ずかしくて、つい下を向く。


・・・・


眼鏡姫君:あっ


キルはしっかりとケイのそでを掴んでいた。


眼鏡の王子様「あ、そで?ずっと掴んでいたぞ?

俺は安心して眠れる人形の代わりだっけ?」


眼鏡姫君:・・・え?ずっと?それに・・・なんで知ってるの?

人形無いと安心して寝れないってーー・・・



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