ケイが出かけてる休日の日。
キルはケイの母に呼ばれた。
「キルちゃーん、あなた達のシーツ変えたいから
取ってきてくれる?」
キルはうなずいた。
自室に戻り、はしごをつたりベットへ行く。
夕方、ケイが帰って来た。
「ただいまー。」
「あ、ケイちゃん、キルちゃん知らない?」
「は?俺がしるわけねーじゃん!」
そう言いながら、ケイはキルの部屋、
いや、ケイの部屋とも言えるだろう・・・。
そこへ入ると・・・・
「にゅう・・・。」
ベットの方から声が聞える。
その変な声はキルの寝言・・・。
「キル?」
ケイはそう言いながら、はしごをつたり上っていく。
キルはケイのベットで眠っていたのだ・・・。
:キル?なんで・・・?
「おい!キル!起きろ!」
「ふぇ?」
ケイの声にキルは気づいたようだ。
「ふぇ?じゃねーよ、何、俺のベットで寝てんの?」
:あっ!!
「なんで、俺のベットで寝てたか、聞いてんだけど?
そのくらい答えてくんない?」
キルにとって何分たったか分からないくらいの沈黙。
だけど、それは数秒で・・・。
相手の顔なんて見れない。
ちらっと見たら、ケイはじっと自分を見てるから。
ドキドキが止まらない。
「シ・・・シーツ交換しようと思ってみたら、
安心して寝ちゃった・・。」
「安心ってお前・・。」
:たしか人形ないと安心して寝れないはずーー・・
:言えない・・・
王子と同じ感じの匂いがして気がついたら寝てたなんて
それから数日後、TVを見ているとそこには
スターマジックが出ていた。
「どーでした、今年のコンサートは?」
「ああ・・いとこの妹も来てくれて。」
質問にアレクが答えた。
:え?
「そうですかー。」
「ほら、あの姫だって。久しぶりにあの家に行ったな。」
「あ。」
アレクの吃驚発言にプルートがつい、そう割り込んでしまった。
:ばれてるーー!
「キル。」
ケイもアレクの言葉にイスから立ち上がり、
キルに声をかけた。
「スターマジックってお前のいとこだよな?」
:うっ!う~う~~~っ!!
キルは無言でたえるが、まっすぐなケイの目線に
耐え切れなくなっていた。
:もう駄目ーーー
「実は・・・」
真っ赤になって告白しようと思った瞬間、
ケイが割り込んできた。
「姫。なんだろ?そのぐれー俺だって知ってる。
ココに来る前から知ってたけどな。」
「・・・え。」
「くす。それに今、俺にバラそうとしただろ?
同じ事じゃん。
ま、誰かに言ったとしても秘密にしてるけどな。」
:ブルーガ君・・・
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