まだ初恋もまだなキルに取って、恋は分からない。


キルには本当言わないと分からない・・・



セイはバンっとキルの後に手をあてた。



セイ先輩「俺はっ!」



先輩の卒業式

そんな2人の姿をキル探しに歩いていた


ケイが角から見つめていた。


眼鏡の王子様:あいつの以外大切に扱うつもりなんてねぇし・・・


照れの先輩「ギルドが好きなんだよ・・・っ!」


眼鏡姫君:え?


眼鏡の王子様「・・・。」


セイ先輩「好きなヤツいないんだろ?

俺とつきあってくれーー」


そう言いながらセイは唇を近づける。


その瞬間、ケイが拳を握り去っていった。


眼鏡姫君:キスはファーストキスは好きな人と・・・


キルはそう思うと、セイをグーでなぐっていた。


笑顔の先輩「いってぇ・・・!」


困った先輩:こんなのアリカだけだと思ってたのに


衝撃でセイはしりもちをついてしまった。


眼鏡姫君「冷やかしはキライだ!」


キルは真っ赤になりながらもそう言った。


困った先輩「え?ちげーよ!俺は本気でギルドに惚れてんだよ!!」


眼鏡姫君:・・・どうして?

僕は昔からイジられて冷やかされて

王子といい、先輩といい・・・分かんないよ・・・。


困った先輩「好きじゃなくてもいいから・・・付き合ってくれないか?」


セイはしりもちをやめて正座で下から目線でそう言った。


セイは初めて告白したのだ。


Hを散々してる彼だが


前に言った通り愛を知らない彼。


告白される方が多いといった方が早いだろう・・・・。


殴られてもセイはめげなかった、その一言。


眼鏡姫君「・・・分かったよ。そこまで言うなら・・・。」


照れの先輩「ギルド・・・」


そう言いながらセイは立ち上がり両手をキルの頬に当てる


そう、またーー・・・


殴られた。


眼鏡姫君「やあ!キスはす、好きな人としたいから・・。」


笑顔の先輩「じゃ、じゃあ待つ・・ギルドからしてくれるまで。」


ファーストキスは好きな人としたい


それが女心ってモンだ。


先輩の卒業式から数日後、今日も王子と撮影だ。

困る姫君:王子も先輩もどうして僕を


姫君「おーじ・・・僕のどこがいいわけ?」


どうして、こんなへんちくりんの自分を守ってくれる


って言ってくれたのだろうか?


毎日謎が深まるばかりだ。


でも、王子は目線を合わせようとしなかった。


困った王子様「・・・・。お前には一生わからねぇよ。」


困る姫君:え・・・?一生・・・?


王子の、ケイの脳内にはセイとキルがキス直前の


映像が流れるーー・・


困った王子様「・・・っ」


胸をしめつけられるような感覚・・・・。


困った王子様:いつもより、ひどい・・・胸がいてぇよ。




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