今日も王子と撮影ーー・・・


姫は図書室で借りた本を広げていた。


姫君:これ、作る前にーー・・


その時後から王子が話しかけてきた。


照れの王子様「キルーっ何見てんの?」


王子には秘密にしてる事。


なので姫はすぐに読んでいた本を隠す


王子様「な、なんで隠すんだよ?」


照れる姫君「秘密・・・。」


王子は怒ってくるっと


こう言いながら背中をむけた。


怒りの王子様「あっそっ!!」


そんな王子の姿にキルは焦る。


照れる姫君「あ、あのねっ!

クリスマスケーキ作ろうと思って・・・・

王子も食べる?」


笑顔の王子様「ああ、もちろん!!」


王子の言葉や表情がゆるんだ。


笑顔でそう返したのだ。


それからキルはセイ先輩の所で修行というか


スイーツの勉強しにフォルテへ出かける。


その時、またぶつかった。


レオン「あ、大丈夫っスか?」


あの八重歯が特徴的な茶髪の男の子。


セイ先輩「ギルド、大丈夫か?」


先輩も一緒だった為、こけることなく


受け止めてくれた。


眼鏡姫君「う、うん・・・。」


レオン「本当、ごめんっス・・。

あ、もしかして先輩!彼女っスか!?」


セイ先輩「違うって!いこーぜ、ギルド!」


セイは慌てたようにキルの手をひっぱり


走っていく。


眼鏡姫君「う、うん・・・。

・・・先輩、あの人だれ?」


笑顔の先輩「あ、レオンのこと?」


眼鏡姫君:あの人・・・この間もぶつかったような・・・?


フォルテへ行き


セイに試食してもらう為に作ったケーキ


眼鏡姫君「ど、どうかな?」


笑顔の先輩「ああ、完璧!習わなくても美味いじゃんっ」


その言葉にキルの口角が少しあがる。


眼鏡姫君:そうなんだ・・・いつも王子言わないから・・・


キルは習わないまま、フォルテを出た。


その時、1人の女とすれ違う。


アリカ「・・・今の子?」


アリカ:セイが言ってた姫に似てる女の子・・・?


シン「キル君のマズかったらいいのに。」


フォルテの店長シンはそうセイに言った。


セイ先輩「な、なんだよ、ジジィ?」


シン「いや、5年ぶりに腕振るってくれるかなって

キル君の為にしてくれると思ってさ」


笑顔の先輩「・・・・」


セイ先輩:ギルドの為・・・か。そりゃあ・・・

5年前まではジジィのケーキ手伝いだったけど

厨房に出なくなって、もう5年か・・・・・


僕の世界 つづく


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