ルルスが追いかけ図書室横の階段近くを見ると


ケイの姿をあった。


ルルス「あれは・・・・。」


ケイは階段を少しあがったところに居た。


サクラも一緒だった。


サクラとケイは知り合いだった。


ケイと同じクラスのティプ・グラースに紹介された。


ティプとサクラは同じ塾なのだ。


眼鏡の王子様「で、なんのようだ?」


彼女は深刻な顔持ちでなやんでいた。


サクラ「えっと・・・私の王子になって下さい!」


眼鏡の王子様:はっ!?


ケイはその言葉に吃驚して眼が丸くなった。


サクラ「あ、そのなんて言うか、ブルーガ君が芸能人の王子に似てて・・・

でも、ファンになったのは・・・ブルーガ君が好き、だから。」


サクラは真っ赤になりながらも告白してきた。


眼鏡の王子様:本人なんだけど・・・でも、俺は・・・

頭の中にいつだってキルの姿が思い浮かぶんだ。


眼鏡の王子様「サクラ・・・・。俺も好きじゃないけど・・・。

すっげぇ、気になってるヤツはいるんだ。でも、そいつ・・。」


サクラ「・・・・。」


眼鏡の王子様:あの先輩じゃない、誰か。


眼鏡の王子様「好きなヤツ・・・いるんだとよ・・・。」


サクラ「じゃあ!!」


ルルス:やっぱり・・・・


そこに聞いていたルルスがケイを呼んだ。


ルルス「オイっ!良いニュースもってきたぞ!」


眼鏡の王子様「へ?」


ルルスの言葉にケイは階段を下りていく。


サクラに聞えないように耳元で言った。


ルルス「マジで大マジだ!いねぇってよっ!」


眼鏡の王子様「そ、そうか・・・。」


サクラは気になって声をかける。


サクラ「あ、あの・・・ブルーガ君?」


すると、ケイの返事は決まっていた。


眼鏡の王子様:でも、それでも俺はーーー・・・


眼鏡の王子様「ごめん、サクラ・・・。

俺はソイツに好きなヤツ居ても一緒に居たいから・・・・。」


サクラ:ブルーガ君・・・・


彼はそう言いながら笑うとルルスと共に教室に帰っていった。


ルルス「本当、モテモテだな。入学式から5人目だっけ?」


眼鏡の王子様「ルルス・・・聞いていたのかよ。」



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