中休み、学校の廊下でナナとおしゃべり。


彼女は噂大好きっこ。


ナナ「キルってあの写真部部長と一緒なのに

変な噂出ないね?」


眼鏡姫君:噂?


ナナ「3年の間じゃ有名なんだよー?

年上の女性をお金でキス以上なことして抱いてるんだって~

遊びの付き合いだけみたいだよ。」


眼鏡姫君:キス以上ってなんだろう・・・?


ナナ「ま、あの人カッコイイからね。

狙ってる人いっぱいいるよね~。」


眼鏡姫君:いるんだ・・・


ナナ「あ、もしかして挨拶代わりにキスされちゃった?」


キルはその言葉に動揺したがすぐに首を振る。


キスなんてしたことない年齢=彼氏居ない暦な中学1年生だ。


ナナ「あー、そっか年下だし興味ないのかな?」


そんな会話が他の人にも聞えるーー・・・


照れる姫君:キスかあ・・・好きな人としたいなあ・・・


困った王子様「姫?」


ぽけーとしてるキルに王子が声をかける。


その声に気づき我に返る。


照れる姫君:わーーっ!


照れる姫君「なんでも!!」


困った王子様「顔・・・赤いけど?」


自分でも分かるようなキルは顔を真っ赤にさせていた。


照れる姫君「なんでもっ!」


話題を変えようと、キルはそばにあった箱を見ながらこう言う。


困る姫君「あーっ!この差し入れ美味いね!」


王子様「社長が持ってきたんだって。」


シズ「ここらへんじゃ有名なのよ。」


腰まであるような長い髪をしばってる黒髪で赤い眼をした


30代半ばだろうかーー?


そんな若い、この芸能事務所の女社長だ。


社長は王子にかなり甘いらしい・・・・


姫君:へー・・・


キルは今度の休み、そこに行ってみることにした。


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