1週間後ーーー・・・惑星は大体直ったものの
ベルシナは疑問に思っていた・・・


「それじゃ、艦長半年後にーー・・」


「そうだな。」


「ウエリアもジョーカーもまた、な。」


私、はやく惑星Kに行きたいのにな・・・
船は私とアガナ君だけを降ろし飛びだって行ってしまった。
ベルシナとアガナ2人きりである


「とりあえず電波塔に行くか・・。

ベル、お前も来てくんね?」


電波塔は学校の近く・・
あれ?なんか学校に向かってるような・・・


「半分壊れてしまったけど屋上には出れるみたいだな・・・。」


アガナが学校の屋上のドアを重く開けた


「俺、お前のこと好きだよ」


「え!?いきなり何言ってるのっ」


「髪・・下ろしてる方が・・。」


彼はテレながらそう言った。

たしかに氷の時もそう言ってた。


「俺、少し溶けてたからジョーカーに見せたくなくて
隠しちゃったりして・・・。」


・・・・・?


「見せたくない?どうして?」


「どうしてってそりゃあ。」


アガナはベルシナから目をそらした。

真っ赤になってる彼に私もドキっと胸が高まる


「髪を下ろしたお前にときめいちゃったからだよ。」


・・・・・・・・・・・・・・・・


「え?ときめいたって・・・っと」


「あ・・今の聞かなかったことにして・・・。」


慌てるアガナ。こんな慌てる彼・・みたことない・・・


「なんで?」


「って、お前こそ教えろよっ」


「なにを?」


「だからーっKに行くの俺だけ教えてくれたことだよっ」


皆には言わなかったのにアガナだけ言った惑星Kに行くこと・・・


「それは・・」


アガナはつばを飲んだ。

教えてくれた理由知りたくて


「好きって言おうと思ったら隕石が落ちてきて
だから・・・言えなくて・・・」


「ベルシナ・・・」


「分かってるのにいおうとした・・・」


はじめて名前で呼んでくれたのはアガナ君で、
その時の笑顔で私・・・君に落ちちゃったんだ・・。


「好きになってごめんなさい」


あやまることなんて、ない!


「ベル、なんで俺がお前と2人でここに居るか分かるか?
帰ってくる為じゃないお前と作りたい。俺らの惑星としてー・・
好きだ、ベルシナ!!」


私達・・両思いだったんだ・・


「ベル、子供つくろっか?」


「え!!?」


「だって、再びこの惑星が賑やかになるには人が居なきゃ?
この惑星に未来はないよ?」


もしかして・・この惑星にきたのって・・・


「な、ベル?」



おわり

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