私はベルシナ。

3ヶ月前、私が住んでた惑星が隕石により破壊された。
助かったのは私だけ・・・ってずっと思ってた。
そんな私を助けてくれたのは今、乗ってる戦艦・・・。
私に任されたのは感情を入れるロボット、アガナ。
ううん、ロボットじゃない人間だった・・・

第8話

 「惑星」編

凍りついた心をもつ彼を人間にしてみせよ。
惑星Kに着くまで頑張ることにした。
惑星Kに着いたら彼に相応しい彼女になる。
カースなら惑星Kなら本当の私になれる・・・・
地獄の底からあの人を忘れられるーー・・でも
凍りついた彼は大好きな彼に似てた


「これら、惑星Kに向かわれた

我ら船は再びあの惑星に戻る。」


え・・・?


「どーなってるんですか?

先輩の惑星に戻るって・・・」


「さあ・・。」


「先輩、嫌ですよね。嫌な思い出しかないですよね~」


隕石で惑星の人はみんな死んでしまった・・・
友達も家族も知り合いもクラスメイトもみんな・・・
けどーー・・


「良い思い出もあるよ。」


そしてあの惑星に着いてしまった・・・
私とアガナ君だけ降りるらしい・・・?


「ベル。」


「な、なに?」


いきなり話しかけたアガナに

ベルシナはびっくりしてしまった。


「1週間だけ降りるの待って?

俺、この惑星ちょっと直すから。」


直すって・・・?


「建物とか死体を
ブラックホールに投げ込まないといけないからね。」


「艦長、ありがとうございます。感謝します。」


アガナ君何考えてるんだろう・・・・?
人のいない惑星を直して・・・?