私はベルシナ。

3ヶ月前、私が住んでた惑星が隕石により破壊された。
助かったのは私だけ・・・ってずっと思ってた。
そんな私を助けてくれたのは今、乗ってる戦艦・・・。
私に任されたのは感情を入れるロボット、アガナ。

第3話

 「悲しみの涙」編

外に出る4人
アガナを見たこと無い女達は彼を見るなりキャーキャーとわめく。


「あの男の子かっこいい!隣の人彼女かしら?」


隣・・私のこと・・?ロボットのアガナと私が?


「何か?」


彼を見つめる私に彼はそう言った。


「なんでも・・ない。」


ベルシナは悲しくそう言った。

その姿に彼の目は光った。
4人は食事に喫茶店に来ていた。


「先輩、何にします?」


「えっと、パフェかな?アガナは?」


無言無表情なアガナ・・・そんな彼にキイナは声をかける


「どうしたのさ?」


「あ。すみません、ちょっと・・・」


と言いながらもアガナはベルシナの顔を見続ける。
その時、店員が頼んだメニューを持ってきたのだが・・・
ベルシナの足にかかってしまった


「あ。」


アガナはその姿に席を立ち上がり、布巾を持ってこようとして
帰っていく店員のエプロンを引っ張った


「なんでしょうか?」


「----まれ」


「アガナ?」


アガナが一瞬違う感じになった


「謝ってください。」


と店員にそうアガナは言った。


「あ、彼のことは気にしないで下さい。」


「いいから、あんたは布巾!」


「アガナ、座って。」


「はい。」


立っていたアガナはベルシナの左隣へ座った。


「ですが、ベルシナ。3分間、楽しみに待っていました。」


3分間って運んでくる時間を数えてたの・・?


「そんなの、また持ってくれば、ね?ね?」


私はそう言うが


「でも・・・・・。」


アガナは悲しい顔でそう言った。


「あ、今の見た!?」


え・・?キイナは彼の顔をしっかり見ていたが
私はアガナの悲しい顔を見逃してしまっていたのだ・・・。

キイナが見たというアガナのあの悲しみの顔は

ベルシナが見ていなかったもの
確認が出来なかったと言う事なのだ・・・・


「ベルシナ。」


「なに?」


アガナが話しかけてきた。2人は同じ部屋に住む。
たとえ相手がロボットだろうが、彼は私の大事な彼にそっくりなカレ。


「休みたいときに休みなよ。ボク、ここにいるから。」


ボク・・か。私の知ってるカレは俺って自分の事言ってたけど・・


「と、言われても。」


「ボク、邪魔ですか?」


「え?」


「プログラムオフーー・・・」


彼はそう言って落ちてしまった。


「アガナ・・。」


私は・・私ね、あの時からアガナの事・・・・