第10話
事故のキス
高校に入学した3人。
同じクラスになったのは・・姫と景。それと紀羅。
紀羅もこの高校を受けたらしい。
景の目の前に座ってる女の子が彼を見つめていた。
「・・・なんだよ。」
「私、遥 はるか って言います。
一緒に写真撮りませんか?」
・・・ん、だよ。新しいナンパ方法か?
その遥の隣に座ってるのは姫。姫は2人を見ていた。
「あ、お前だろ!?俺らを見てたの!」
3人でクラス分けを見てたときに遠くから視線を感じたのだ。
「ごめんなさい。カッコよくて、つい・・・。」
「駄目だよ、遥。狙っちゃ。彼らには・・・・。」
そこに紀羅が現れた。
「違うって・・・。いいモデルになると思っただけ。」
いいモデルって・・・コイツ、写真部か・・?
「私しか写真部居ないから、さ?」
「景君が入るなら私も入る~」
と、紀羅。俺よりも零じゃなーの・・・?
ーーーそして昼休み。零と姫は屋上に居た
「零君も遥に言われたの?」
「あー・・写真のモデルね 言われた 言われた。」
ま、俺に言ったという事は、景にも言ったと思うけど
「零君入るの?」
「んー・・姫が入るなら入るけど。」
「ふーん・・・零君がそう言うなら、入ろうかな?」
零君の写真撮りたいし、私の好きな人は零君だもん
「そう?景も誘ってみるか。」
「景君も?じゃあ、一緒に行こうー。」
「俺、寝る。」
と、零は柵によりかかった
「1人で行って来いよ。」
姫の心はズキりと痛む。
・・・・・零君。本当に諦めたの?私の事嫌いになったの?
「たぶん、アイツの事だし・・・あそこに居るんじゃないか?」
どうして、私と景君くっつけようとしてるの・・・?
私、景君の気持ちも零君の気持ちも分からないよ・・・。