コミュニケーション研修導入
デンタルサロン様インタビュー
<横浜・40代男性・開業歯科医師>
■実施概要:週1回3時間×6回(参加者:医師1名・スタッフ5名・お取引先2名)
Q:御医院の主な治療法、サービスを教えてください。
「抜かない・削らない」をモットーにした
ドックベストセメント治療をメインにしています。
歯は身体の健康を司り、
安易に歯を削ったり抜いたりすることは
内臓にも影響を与えます。
削らない治療ではありますが、
口腔環境のケアと予防、
見た目の美しさを保つ審美、
削らないブリッジ等など盛り込み力を入れています。
Q:なぜ、院内でコミュニケーションのお勉強会をおこなおうと思ったのですか?
歯科サービスの中では
「リスニング力」と「プレゼン力」が必要だったからです。
ドックベストをはじめ、
審美などは保険適応外のことも多く、
とにかく患者様のニーズをお聞きする「リスニング力」、
そして治療法のご説明をし、
ご納得いただく「プレゼン力」も必要だと思っていました。
しかしながら、
私自身が医師として治療に忙しいため、
その他は安心してスタッフに任せられるようになりたいなと・・
また、
スタッフ間で円滑にコミュニケーションを図れない
という問題も出ていました。
スタッフの一見マイナスに見える個性も、
魅力に変えられれば
医院内の環境も素晴らしい変化につながるのでは?
と考えていました。
医療従事者ほど、
患者様の心に寄り添う為にも
リスク回避の為にも「コミュニケーション力」が必要にも関わらず、
忙しさにかまけてそれが疎かになったり、
どうしても傲慢になりがちなので…
自分自身、そうならないようにしたい。
という気持ちもありました。
Q:院内のお勉強のため、週に1度3時間、closeにしたとお聞きましたが、大変だったのでは?
実は、元々「なかなか予約の取れない歯科」
と言われていましたので(苦笑)
当初はスタッフからも、かなりの反発がありました。
それでも、経営や職場環境を考え実施しました。
Q:スタッフさんの間で、どんな変化が起きましたか?
歯科衛生士としてのスキルは高いのですが、
どうしてもコミュニケーションに問題があり、
時に患者様を怒らせてしまうスタッフがいました。
その怒りを収めるために、
いつも私自身がでていかなければならなかったのですが
(その間、他の方の治療の手を止めなければなりません)
ある日、「あ、またかな・・・」と思っていたら、
自分でうまく対応していました。
その後の勉強会で
「チーコスペシャル(セミナーで学んだスキルを彼女が勝手にそう名付けたようですw)を試してみたら、うまくいったんです!」
と嬉しそうに発表していました(笑)
また、周りのスタッフと円滑にコミュニケーションを取れないことが
問題になっていたスタッフは、
以前よりコミュニケーションが改善され、頑張ってくれています。
以前よりも院内の雰囲気も良く、効率があがったと思います。
Q:その後の経営状態はいかがですか?
患者様に
「健康の為に、歯がどれほど重要か」
という事にについて、
良くご理解いただいているので
保健適応外の治療の弊害は感じません。
もともと、
遠方からの患者様も多かったのですが、
更に「ここでなければ」
と言ってくださる患者様が増え、
経営状態は良好です。
言い方は悪いですが
「歯科経営は削ってナンボ。抜いてナンボ。」
と思っている医師がまだまだ多いのですが、
患者様のためにコミュニケーションを強化すれば、
ちゃんと経営は成り立つと思います。
Q:今後の課題や展望があればお聞かせください。
私自身が、更に忙しくなっているので、
新しい医師を入れたいと思っています。
あとは、患者様のためにも、
スタッフのモチベーションがもっと上がることを願っています。
そこは、またリューデブランさんにお願いしようと考えています。
ありがとうございました。
【リュー デ ブラン】HPは<こちら>