新生・川村美術館 | RUBYBIRD

新生・川村美術館




桜の時期なので、
久々に川村美術館にやってきました。

運営元である大日本インキの創立100周年にあわせて、
リニューアルのためしばし閉館していたのですが
この3月にリニューアルオープンしたのです。



リニューアルといっても、
常設エリアは大きな変更はありません。
そのあたりがほっとします。
今はちょうど横山大観の大きな屏風「輝ける日本」も出ていて
春らしくアッパレな気分。
(常設作品はちょっとだけど出したり引っ込めたり
していてたまに見られないことがあります。)


今回のリニューアルのおそらくの目玉は、
「ロスコルーム」と「ニューマンルーム」を作ったこと。



(こちらは以前のロスコルーム)

ロスコルームは以前からあったのですが、
コーネルなど現代アートのエリアから
切り離されてリニューアル。

このロスコルームまでのあいだにちょっとした廊下が
新しく出来たのですが、
その廊下の突き当たりに明かりとりの窓があって
窓の外に苔むした林の木々が見えます。
その様子がとてもきれいで、
それこそ絵みたい。

これは偶然なのか、故意なのか判りませんが
いいなあと思って眺めていたら
近くにいた他の一行のおばたま達も
「あら借景だわ!」と仰っていて嬉しかったです。

あの小窓は、夏にはもっと緑深くなり、
秋には色づくのかな?
楽しみが増えました。





ロスコルームのちょうど2階には
新設された「ニューマンルーム」があります。
バーネット・ニューマンの「アンナの光」がかかるこの部屋は、
階下のロスコルームとの対比で
目がくらむ感じです。

いやあ。

リニューアルで、きっとこれがしたかったんだろうな
と思います。
是非実際に行って体感してください。


ちなみに、この「アンナの光」
どこかで見覚えありませんか??




そう、最新号のエスクァイアの表紙でした!
行ってから気づいたなあ。







美術館には広い庭が併設されていて、
あとテニスコートやら菖蒲池などもあります。
桜は3分くらいかな。
モクレンがきれいでした。




ちょっとマリメッコのこれみたいだね。
フィンランドも日本も春は同じなのね。




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