八ヶ岳【後編】 | RUBYBIRD

八ヶ岳【後編】

2日目の朝。
4時起床。山小屋の中でも最速です。
この日は午後から崩れるという予報だったので、
正午までには小屋に戻ってくるスケジュールを組んでいました。

起きがけ早々は真っ暗だったのに、
30分もしないうちに明るい。




草木が朝露に濡れています。




さて、それでは出発。

まずは1時間ほどで夏沢峠を目指します。
朝ごはんを夏沢峠で摂る予定で登ったので、
低血圧にはきっつかった。
あんまりきついので途中休憩をもらって、
甘いものを飲みました。
それだけでみるみる元気になるので
からだは不思議!





そうしてなんとか夏沢峠に到着です。
まだ誰もいません。
ここで山小屋に用意してもらった朝ごはんのお弁当を
半分食べました。

梅干しがうまいなこりゃ。




朝メシ中。




夏沢峠より上がちょうど森林限界。
ここからは段々、木の背丈が縮んでいきます。
地を這うような低木が多くなり、
そのうちそれもなくなります。
そうすると、見晴らしもよくなって、
地面まで光もよく届くので、草花のバリエーションが増えます。
俗にいう高山植物が多く見られるエリア。

足場も、ガレてるとこが多くなって、
足の感触にバリエーションが出てきて歩いていても楽しい。

1時間半ほどで山頂に到着しました。





気温は12℃くらい。ちょうど朝7時頃です。







山の下のほうからガスが湧いてきていました。
雲の配置もコロコロ変わる。




夢中でシャッターを切る上司。
このために重たい一眼レフを担いできたらしい。



山頂で咲いていた花々





リンドウのつぼみに似てる。



こちらはコマクサ!
この花は環境にとても敏感らしく、
バロメーターを担っています。
高山植物の女王やね。




山に来て、好きな景色に、雲の影がある。





山肌を滑るように移動していく雲の影が
見ていて飽きないです。




ふいに、歓声があがって何かと思って空を見ると
こんな空でした。







何の加減か、雲の淵からこぼれ出る太陽の光のかんじが
とってもきれいでねー。
かなり見たまんま写真に残せたと思います。
違うのは大きさくらいかな。


しっかし、これは感動した!

夏っぽい雲の感じもよくって、
ちょっと手を伸ばして突ついたら、フワフワ揺れそうだね
って言ってた。








そんなこんなで山頂を満喫し、
ものすごい勢いで下山、山小屋で昼飯宴会をし、
またものすごい勢いで下山、電車で大宴会
ということで帰ってきました。
今回、2日間共に歩く予定だったので、
いつもよりは、まあ、アルコール量は控えめ。
そのぶん、かないいいペースで行って来られたと思います。
(これまでは、どの宿のお酒も全て飲み干す団体でした・・)

やっぱり何より、山ってひとりじゃいけないから
こういうときが、やっぱり楽しいなー
と思います。