この公園はタアフリカ最高峰のキリマンジャロ山(5896m)の麓にあり、中央には雪解け水が湧き水となっている湿地帯があり、様々な動物が集まることで知られています。
そして、ここからの動物をバックにしたキリマンジャロの眺めは雄大で、これを見るためにこの旅を決めたのでした。
到着したアンボセリ国立公園は象天国。
約30匹の大ファミリー。
ほんとうは向こう側にキリマンジャロが見えるはずだけど…なかなか見えない。
雲がかかって、1週間滞在しても見られない人もいるらしい。
しかし、ほとんど象しかいない。。。。
想像していたキリマンジャロをバックにした動物天国の景色がまったく無い。
ガイドの話によると、今年2月の干ばつの影響で8割の草食動物が死亡し、生態系に深刻な影響が生じているとのこと。その頃の公園内は死臭が漂い、ハイエナも餌が多すぎて処理できなかったほどとか…ショッキングでした
この日のサファリは象と鳥類観察の日にしよう。。
干ばつで少なくなった緑地に象が殺到し、草を食み、また土地は乾燥してしまう。。
カンムリヅル
ヘビクイワシ。
ホロホロ鳥。ジビエ料理じゃなくてもメジャーになりつつありますが、こんな鳥だったのね。
ダチョウ…広い草原の向こうにも、動物の陰は無し…
この日は、文豪ヘミングウェイが『キリマンジャロの雪』を執筆したSOPAロッジに宿泊。
ヘミングウェイが滞在した場所に、その名を冠したバーがあります。
大きな獲物をしとめ、ご満悦なヘミングウェイ。
狩猟を楽しみ、キリマンジャロ山を眺めながら執筆したようです。
この姿を見るためにはるばる日本からやってきた私たち。
し かし想像以上に雪が少ない…ショックでした。
ゴア前副大統領による『不都合な真実』でも、地球温暖化の一例としてキリマンジャロ山頂の雪の減少があげられていました。国連環境計画もここ10年のうちに完全に消滅してしまう可能性があると警告。 氷河が無くなり雪解け水が渇水すると当然動物たちもマサイの牛も、マサイ族も生きられない。
かの文豪も、まさか作品のタイトルが100年もたたないうちに幻となるとは思ってもいないかったでしょう。。地球の変化を痛感するとともに、生き物のリアルな生死を目の前に突きつけられた思いでした。
今回のケニア旅行は、大自然を楽しみつつも危機感を強く感じる旅になりました。
かの文豪も、まさか作品のタイトルが100年もたたないうちに幻となるとは思ってもいないかったでしょう。。地球の変化を痛感するとともに、生き物のリアルな生死を目の前に突きつけられた思いでした。
今回のケニア旅行は、大自然を楽しみつつも危機感を強く感じる旅になりました。
これから自分にもできることを模索しつつ…いつかまた必ずこの地に!!