この季節になると、2011年のあのときのことを思い出したり、
そのあとのつらかったことや苦労したこととか、ヤなことばかりどうしても思い出してしまうけど、
私は、今年は変わると決めた!
10年前に母が亡くなっても、見て見ぬフリをしてきたことがらに、やっと手を付ける決心をした。
ここの他にもう1部屋。合計4つの押し入れと天袋を先月カラにした!
昭和33年にアパートとして建てられたこの家。
経営をしていた祖父が大工だったこともあり、20年くらい前かな、もっと前かな、人に貸さなくなった後に屋内を少しリフォーム、壁を壊し全室がつながり、階段もできた。
結果、全部で14部屋、キッチン2つ、トイレも2つ。キッチンもトイレもお風呂もウンザリするくらい広い。
1階と2階の合計が83坪の数字だけ見れば豪邸。
雪国なので、玄関が二重。内玄関と外玄関の間に、広くて長い物置と化してしまった廊下が1階にも2階にも。
祖父母の物、母の物、そして空箱さえも大事にしまっておく父の物が、そこらかしこの「収納」にしっかり整理されて残されている。
でも今は、このクソ古くてクソ広い家に、私ともう動けなくなってしまった父とふたりだけ。
広すぎる。
物が多すぎる。
私もいつ死ぬかわからない。片付けなきゃ。
先月、この押し入れをカラにしてからとにかく毎日毎日、どこかしらを片付け捨てている。
家の中だけじゃない。
家の周りをぐるりと囲っている土地が90坪近くあり、コンクリートではないので手入れが苦痛。
美しい花もたくさん咲くけど、雑草や伸びてしまった木々もたくさん。
かつての住民が使っていた自転車置き場も、父のガラクタ置き場と化している。
やっかいなのは、どこもしっかり「収納」され、整理された状態であること。きちんとされているが故に、ゴミには見えない。大量のカラーボックス、収納ケース、巨大な棚。。。
ひとりではムリ、しかたないわって、今まではあきらめてた。
でも今年はちゃんと片付ける、捨てる!と私は決めた。
ある人に言われたの。
「捨てるなら、後で捨てても今捨てても同じでしょ?」
その人が私の家の前を通ったとき、恥ずかしくないように。
私、約束をちゃんと守ってますよ、頑張ってますよ、って胸を張って言えるように。
今の生活はギリギリだけど、贅沢しなければ大丈夫。
だから自分でできることは、できるだけ自分でやる!
私はあきらめない。
やればできるって希望があるから。
◆特別部活参加者◆
*くう 空(くう) 写言一葉
*iko ぽつ ぽつ*
*ミノル太 ミノル太 の minolta +α
*ラン 明日は晴れる