Winny狂想曲 | 日々雑感

Winny狂想曲

2月にWinny経由で個人情報が流出した事件が相次いだせいでしょうか、ここ最近、大手もベンチャーもいろんなソフトメーカーが「Winny対策ソフト」を発表と宣伝をしています。
SymantecがWinny検索ツールを無償で配布 したり、IBMがWinnyの起動を検知して終了させるソリューション を発表したり、クオリティのQNDハンモックのAsset View など、従来からあるインベントリ管理ソフトが更に注目を集めたりと、ちょっとした特需になってます。

何せ天下の官房長官が「Winny使わないで」と記者会見をする ほどですから、普段パソコンやネットなんてめったに触らないオバちゃんたちも、「やーねー、Winnyって」なんて話し出す始末。

オバちゃんたちが話題にするということは、当然ワイドショーでもネタにされます。

20日に休みを取って、朝のんびりご飯を食べながらワイドショーを見ていたとき、Winnyの話題をやっていたのですが、ここでアフォなアナウンサーが「Winnyに感染したパソコンから、個人情報が流出、、、、」って言ってた。

アフォだなぁ。もうちょっと勉強しようよ。

「Winnyに感染した」っていったら、Winnyがウィルスみたいじゃないですか。
そーじゃなくて、Antinyっていうウィルスに感染したPCでWinnyを起動していると、勝手にファイルをネットに流すと言うのが今回の仕組み。
Winny=ウィルスではないですよ。

もうひとつ言わせてもらうと、マスコミも「Antiny」なんておしゃれ(?)な名前で呼ばないで、ネット上での通称「仁義なきキンタマウィルス」って言えばいいのに。そうすれば恥ずかしくてWinnyやる人間も減るでしょうし。

そんなことを言ってるうちに、JASDAQのシステムを請け負っていた日立製作所の外注先から、これまたWinny経由でシステムの関連資料が流出していたとのこと。

JASDAQのシステム関連資料がWinny流出--開発委託先の日立から

これもね、こう言い換えればいいんですよ。

日立の協力会社のPCが「仁義なきキンタマウィルス」に感染し、JASDAQのシステム関連資料が流出

あーカッコ悪ぅ。