ジャズライブ@吉祥寺SOMETIME | 謙虚なオラオラ\(^_^)/勝手にシンガー荒牧陽子サポーター

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久しぶりのジャズライブ!

Shorotouさんと吉祥寺SOMETIMEに行ってきました。昼間は雨風で荒れ模様だった天気も夜にはなんとか持ち直してきてよかったっす。
今回は日本ジャズ界屈指のハイレベルのメンバーであり、お客さんも満席状態です。待ち時間ではジャズの話もしたんですが、どちらかというと戦後日本のポップス/歌謡曲シーンって結構凄いですよねという話で盛り上がりましたww

本日のメンバーは、奥平真吾(ドラム)、片倉真由子(ピアノ)、吉本章紘(sax) 、古木佳祐(b).

サックスとベースは初めてきく人でした。片倉さんは若手ジャズミュージシャンの中でもなかなかに異彩を放っているピアニストです。彼女はエリントン好きということでもわかる通り、結構古めのジャズが好きのようですが、新しい解釈で聴かせてくれます。

さて1曲目がジョー・ヘンダーソンの「アイソトープ」

しょっぱなからなかなかに、ソリッドな曲と演奏です。次のフレディー・ハバードの曲もガツン系で、パワフルなドラムに、シャープなピアノでいきなりパワー全開。サックスの吉本さんは初めて聞きましたが、かなりのスピード感でフレーズを吹いていてカッコ良かったです

MCで80年前の曲です、、、と紹介されたベニー・グッドマンの曲では片倉さんのピアノも、優しく懐かしい音色になりコロコロとここちよく響くフレーズに変化しました。同じピアノでも音がずいぶん変わりますねさすがです。
次にこれは片倉さんの選曲かな?ビリー・ストレイホーンの曲。そういえばいジョー・ヘンダーソンは、ビリー・ストレイホーンのカバーアルバムも出してますね。

1stステージの最後の曲は「I Don’t Know what Time It Was 」
これはすごい!!ドラムはキレキレで、いつもよりもスネアのサスティーンが短めに思えましたがそれがまたいい具合にキレが良くカッコいい!!
片倉さんの要所で使うブルージーなフレーズが耳に飛び込んできます。片倉さんがリーダーの時は一人でとても大きな世界観をつくりあげるのですが、今回のようなカルテットでは、サックスのフレーズとの掛け合いなどうまく合わせていたと思います。

2ndステージでは、まずはセロニアス・モンク2曲。1曲目はバンド全体でリズムが取りにくそうでしたが、ドラム主導でうりゃああと疾走開始!!2曲目ではそのままの勢いで息もぴったり駆け抜けました。
ラストは意外にも??コルトレーンの曲でした。問答無用で偉大すぎるジャズの巨人のしかも超メジャー曲「ジャイアント・ステップス」と、、、
コルトレーンの曲をやりますと言われると何故か観客のこちらも背筋が真っ直ぐになりますww
当然ですが聴き手としてはサックスに注目しますね~
コルトレーンのマネではなく、吉本さんの持ち味!軽快でスピーディーでキレ味バツグンでした。

アンコールでは「酒バラ」を演奏してくれておおマキタソもカバーした曲だ、、と一応w
全体的に選曲もベニー・グッドマンから、ジョーヘンまでバラエティーに富んでいて自由自在なバンドだなあと思いました。また各プレイヤーが楽しそうにアイコンタクトしていて、いい雰囲気でしたね
とてもいいジャズを聴いた満足なライブでしたなあ。

固定メンバーではないかもしれませんが、またこのメンバーでみてみたいです